
2020年は羽田空港が大きく変わる年になる。発着枠拡大で、約100便の国際線が増便され、イタリア、トルコ、北欧、ロシア、インドなどへの直行便が新たに就航。羽田からの海外旅行がもっと身近になる。加えて、空港内にホテルなど新しい商業施設も続々とオープンする予定で、ますます羽田から目が離せない。
アメリカ便も増便でますます便利に
羽田空港発の国際線が50往復100便拡大!大幅増便で世界がより身近に
オリンピックに向け、いよいよ2020年3月29日から羽田空港発着国際線がより充実する。都心上空の飛行が時間限定で解禁されることで昼間時間帯の発着枠が拡大され、50往復100便の国際線増便が決定。日本の航空会社が25往復、海外航空会社が25往復という配分だ。
最大の注目は、今まで直行便のなかったロシア、インド、イタリア、トルコ、フィンランド、スカンジナビア(デンマーク、スウェーデン、ノルウェーのいずれか)へ羽田からノンストップで飛べること。観光地でもあり、ビジネス利用も見込めることから、就航すればこれまで以上に気軽に訪れることができそうだ。
また、利便性が飛躍的に向上するのが米国便。今回、12往復24便が増便されることで、現在運航する便を含め24往復48便と倍増。既にデルタ航空は成田空港から撤退し、羽田空港へ全便移管することを発表している。今後、6往復ずつ配分されたJALやANAの就航都市がどこになるのかも注目だ。羽田からの海外が身近になることで世界がもっと近くなる!
9月2日に国別および、国内航空会社への発着枠配分を国土交通省が発表。これまで羽田からの直行便がなかったロシア、インド、イタリア、フィンランドなどにも配分された。今後、就航する海外の航空会社や就航都市が順次発表される予定だ。
取材・文/鳥海高太朗