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オランダから飛躍を目指すサッカーU-20のイケメンコンビ、中村敬斗と菅原由勢に直撃取材

2019.10.31

 久保建英(マジョルカ)に安部裕葵(バルセロナ)を筆頭に、20歳前後の若手世代の海外移籍が目立った今季。オランダでいきなり出番を得て、インパクトを残しているのが、中村敬斗(トゥエンテ)と菅原由勢(AZ)だ。今年5~6月、ポーランドで開催されたU-20ワールドカップ時に「U-20イケメントリオ」として本媒体で取り上げた中の2人が、わずか半年後に欧州で堂々たるパフォーマンスを見せていることは特筆に値する。

 今回、彼らを追って現地まで飛んだ。

上へ上へと這い上がろうとする逞しさが増した中村敬斗

 まずは中村敬斗。彼の所属するトゥエンテはドイツ国境に近いエンスヘーデという町にホームを置いている。本拠地の「デ・フロルーシュ・フェステ」はEnschede Kennispark駅の真ん前にある利便性がウリ。実はここで2009年9月にオランダ対日本の代表戦が行われたことがある。若き日の本田圭佑が当時エースの中村俊輔(横浜FC)に「FKを蹴らせてくれ」とアピールしたことで知られる一戦だが、中村敬斗には「10年前って9歳。分かんない」と困惑されてしまった。「サッカーの世界は流れが早い」と日本代表前主将の長谷部誠(フランクフルト)も話したが、若い世代が欧州で新たな足跡を残しつつあることを実感させられた。

 中村敬斗は7月にガンバ大阪から2年契約でレンタル移籍し、8月3日のオランダ1部開幕・PSV戦でスタメンデビュー。その初陣でいきなりゴールを挙げるという凄まじいインパクトを残した。続く10日のフローニンゲン戦でも連発し、4-3-3の左FWの定位置を瞬く間にもぎ取ることになった。そこから9月15日のフォルトゥナ・シッタード戦まで6戦連続先発となったが、この試合で先制点を叩き出しながら一発退場。次のヘラクルスは欠場を強いられた。その後、再びスタメンに復帰し、3試合続けて出ていたが、10月25日の第11節・エメン戦で控えに回されてしまう。この日はアップもせず、最後までゴンザロ・ガルシア監督に呼ばれることもなかった。これだけノーチャンスなのは今季初。本人も危機感を募らせていた。

「チームが4連敗していたんで、流れを変えるためにメンバーを入れ替えたんだと思います。4-1で勝って嬉しい気持ちもありまし、この段階でベンチになるのも頭冷やすって意味でいいんじゃないですかね」と彼は自分に言い聞かせるように話す。だが、悔しさと負けじ魂は隠しようがない。感情が表に出やすいところはかつての本田を彷彿させる。

「オランダにいた頃の本田圭佑さんはA代表だったけど、僕はU-20代表だった。今も東京五輪を目指すU-22代表に呼ばれてないし、当時の彼に比べたら間違いなく劣ってると思う。まだまだこれからです」という言葉の端々に強気の姿勢が感じられる。「僕は今までの人生で自分を確立できる立場にいたことが一度もない。自然とこういう(負けず嫌いの)性格になりますね」ととにかく上へ上へ這い上がろうという逞しさも伺えた。

 ここまで9試合出場3ゴール1アシスト。その結果自体は悪くない。が、ポジションを奪い返せなければ数字を引き上げることも、より高い舞台に上り詰めることもできない。ガンバ大阪時代も2018年の入団当初はスタメンを確保していたが、宮本恒靖監督就任直後からU-23に回され、長い下積み生活を強いられた。「2年のレンタル契約のトゥエンテではそんな回り道をしている暇はない」と中村敬斗は自分を奮い立たせていた。

「自分が生き残っていくために、もっと上に行くためには結果を出さないと。監督からはシュートが武器だと思われてるからそれをもっと増やすしかない」と彼は語気を強める。欧州最初の壁をどう乗り越えるのか。19歳のアタッカーの真の戦いはここからだ。

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