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ウォルマート、BMW、NTT東日本が導入するNVIDIAの「EGX エッジ スーパーコンピューティング プラットフォーム」は何がスゴいのか

2019.10.29

NVIDIA は、企業や組織が工場、製造検査ラインや市街地から次々と流れ込んでくるデータを収集し、次世代の AI、IoT および 5G を活用したサービスを大規模かつ低遅延で、安全に提供できるようにするための、NVIDIA EGX エッジ スーパーコンピューティング プラットフォームを発表した。

NVIDIA CUDA-X ソフトウェアに NVIDIA 認定 GPU サーバーおよびデバイスが組み合わされた、このプラットフォームの初期導入企業には、Walmart、BMW、Procter & Gamble、Samsung Electronics および NTT 東日本といった企業とともに、サンフランシスコやラスベガスといった都市が名を連ねている。

ロサンゼルスの Mobile World Congress の開幕時に行われた基調講演で、NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) 氏は、次のように述べた。

「私たちは、常時接続されている数兆のセンサーが 5G に接続され、AI によって処理される、新しい時代を迎えています。このプラットフォームには、離れた場所からでも簡単に管理でき、優れたセキュリティを提供し、ネットワーク接続された、新たな種類のコンピュータが必要となります」

「NVIDIA は、NVIDIA EGX エッジ スーパーコンピューティング プラットフォームをこのような環境のために開発しました。このプラットフォームは、コンピューティングが個人レベルからクラウドという垣根を越え、地球規模で実行するようになるでしょう」

EGX プラットフォームには、スマート シティーや、インテリジェントなビデオ アナリティクス向けアプリケーションを開発するのに使われる NVIDIA Metropolis や先頃発表されたばかりの NVIDIA Aerial ソフトウェア開発者キットといった、多様なアプリケーションに対応するためのソフトウェアが実装されている。

Aerial により、通信事業者は、高度にプログラマブルかつスケーラブルで、エネルギー効率に優れ、完全に仮想化された 5G 無線アクセス ネットワークを構築できるようになる。

その結果、通信事業者は、スマート ファクトリーや AR/VR、クラウド ゲーミングといった新サービスを提供できるようになる。

NVIDIA と提携する初期のエコシステム パートナーには、Microsoft やEricsson、Red Hat が含まれている。

世界のリーダー企業が、EGX の活用によるエッジでの AI 実装に注目

Walmart は EGX の初期ユーザーで、ニューヨーク州レビットタウンにある、同社の Intelligent Retail Lab に EGX を導入。Intelligent Retail Lab は、ユニークな大規模食料品店で、AI によって店舗内の買い物体験をさらに高めようとしている。

Walmart は、EGX の高度な AI とエッジ機能を使うことで、毎秒 1.6 テラバイト以上生成されるデータをリアルタイムで計算し、AI を使って、商品の棚への補充、新しいレジ通路の開設、さらにショッピングカートの回収、肉や農産物の鮮度に関係するアラートが自動的に発せられるようにしている。

Walmart Intelligent Retail Lab の CEO であるマイク ハンラハン (Mike Hanrahan) 氏は、次のように話している。

「Walmart では AI を使って未来の小売店を定義し、テクノロジによって店舗運営をさらに向上させる方法を再考しようとしています。Walmart の Intelligent Retail Lab では、NVIDIA の EGX エッジ コンピューティング プラットフォームによって、リアルタイムの AI コンピューティングを店舗で行い、プロセスを自動化することで、従業員たちはお客様により優れた、より便利な買い物体験をしていただけるようにするための活動に注力できます」

同じように EGX を初期に導入した Samsung Electronics では、きわめて複雑な半導体設計や製造プロセスのために、エッジで AI を活用している。

Samsung Electronics のファウンドリ セールス/マーケティング担当エグゼクティブ バイス プレジデントであるチャーリー ペ (Charlie Bae) 氏は、次のように話している。

「Samsung は、当初から GPU コンピューティングと AI の両方のアーリー アダプターでした。NVIDIA の EGX プラットフォームにより、当社では、製造および設計のアプリケーションを工場の現場にスムーズに拡張できるようになっています」

EGX の他のアーリー アダプターには、以下のような企業が含まれている。

BMW — ドイツの自動車メーカーは、サウスキャロライナにある同社の生産施設でインテリジェント ビデオ アナリティクスを採用し、検査を自動化。EGX が検査ラインのさまざまなカメラおよび他のセンサーからデータを収集することにより、BMW では、最高品質の車両だけが工場から出荷されるようにしている。

NTT東日本—通信サービス大手の同社は、ブロードバンドアクセスを通じて地域へAIサービスを提供するためにデータセンターにEGXを利用。NTT東日本は、EGXのプラットフォームを活用して、地域へ幅広くAIアプリケーションを構築・展開するために必要なコンピューティングパワーと接続性を提供。

Procter & Gamble — 世界有数の消費財企業である Procter & Gamble では、NVIDIA と連携し、EGX プラットフォームに組み込まれる AI 実装アプリケーションを開発して製品およびパッケージングの検査に使用し、最高レベルの安全および品質の基準を満たすようにしている。製造工場で使用されている、強力な NVIDIA EGX エッジ システムにより、同社は検査ラインで撮られた、数千時間分の映像を分析し、欠陥商品のフラグが即座に立てられるようにしている。

ラスベガス — この都市では、EGX を使って車両と歩行者のデータを収集して、街路を安全にし、経済機会を拡大しようとしている。AI の利用を進める活動の一環として、ラスベガスでは、データを使って信号のタイミングならびに他の運用機能を自律的に管理する計画を立てている。

サンフランシスコ — この都市の ユニオン スクエア ビジネス改善地区 (BID) では、EGX を使って、地域の小売店のために歩行者の数をリアルタイムで数え、顧客により効果的に対応するためのパワフルなビジネス インテリジェンス ツールをそれら小売店に提供。このデータにより、この地区の小売店は、顧客のエクスペリエンスを改善し、待ち時間を減らし、経営効率を向上させている。

EGX エコシステムの拡大

NVIDIA の EGX エコシステムには、スタートアップ企業から、大手のソフトウェア ベンダー、クラウド サービス プロバイダー、ならびに世界的なサーバーおよびデバイスのメーカーまで、全世界の 100 以上のテクノロジ企業が含まれている。

エッジ コンピューティングへの移行を加速するために、NVIDIA は、サーバー認証プログラムを拡大し、NGC-Ready for Edge という新たな認証を加え、エッジでもっとも要件の厳しい AI ワークロードを処理する能力を備えた、NVIDIA T4、Quadro RTX 8000 および V100 Tensor コア GPU 搭載システムを認証している。

自社のシステムの認証を得るために、NVIDIA と最初に連携した企業には、Dell Technologies や Hewlett Packard Enterprise、Lenovo、QCT、Supermicro などがあり、現在では、全世界で 10 を超えるメーカーの 20 以上のサーバーが認証を受けている。

EGX ソフトウェア スタック アーキテクチャは、Canonical、Cisco、Nutanix、Red Hat および VMware といった、大手ハイブリッドクラウド パートナーから支持されているという。

【NVIDIA EGX動画(英語版)】

https://youtu.be/5j0Wz01WTJw

関連情報:https://www.nvidia.com/ja-jp/data-center/products/egx-edge-computing/

構成/DIME編集部

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