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インフルエンザのワクチン接種は10月が最も適した時期、米疾病対策センター

2019.10.26

インフルエンザのワクチン接種は早めに

米疾病対策センター(CDC)は、南半球での状況を鑑みると今シーズンは北半球でもインフルエンザの流行が早まると考えられ、直ちに予防接種を受けるべきであるとする警告を、CDC発行の「Morbidity and Mortality Weekly Report」10月11日号において発信した。

インフルエンザに関するこの最新情報を執筆したCDCのScott Epperson氏は、この半年の間に南半球でインフルエンザが大流行した主な原因は、流行の開始が早かったことと、症例の報告率が向上したことによるものであると説明し、「米国でインフルエンザが広がり出す前のこの時期こそ、ワクチンを接種し、これからの流行に備えるのにふさわしい時であることを改めて伝えたい」と述べている。

2019~2020シーズンのワクチンは、現在出現しているインフルエンザ株に合わせて昨年のものから変更されており、A型H1N1およびH3N2を予防できるものになることが見込まれる。また、これまでに認められている2種類のB型株との適合性も高いとみられている。

CDCは、インフルエンザの流行時期は予測不可能として、流行に備え、生後6カ月以上の全ての人がワクチンを接種することを推奨しており、流行が始まる直前の10月が、ワクチン接種に最も適した時期としている。

Epperson氏の説明によると、インフルエンザウイルスは1年中存在しており、夏の間はあらゆる型が循環しているため、流行期にどの株が優勢となるかを正確に予測することはできないという。

しかし、どの株がワクチン含まれているかにかかわらず、「今シーズンのインフルエンザワクチンの接種は身を守るための要となるだろう」と同氏は述べている。

特に5歳未満の幼児、65歳以上の高齢者、妊娠中の女性のほか、糖尿病、心疾患、喘息等の慢性疾患がある人など、インフルエンザの合併症リスクが高い人にはワクチン接種が重要である。

また、生後6カ月未満の乳児にワクチンを接種することはできないため、両親をはじめとする周囲の人がワクチンを接種して乳児への感染を防ぐ必要がある。

「インフルエンザワクチンの接種により得られるベネフィットの1つは、自分自身だけでなく、周りの人を守ることにもつながることだ」とEpperson氏は話す。

Epperson氏によると、米国では毎年数十万人がインフルエンザで入院し、数千人が合併症で死亡している。死亡率が高いのは高齢者と乳幼児だが、若者や中高年者が死亡することもある。

ワクチンを接種していれば、入院の確率を大幅に低減することができるし、万一インフルエンザにかかったとしても、症状が軽く済む。また、インフルエンザにかかった際は、医師の診察を受けて抗ウイルス薬を処方してもらえば、回復までの時間が短くなる。

さらに、Epperson氏は「例えば、インフルエンザの可能性がある人とは接触しないようにする、こまめに手を洗う、インフルエンザにかかっているとき、あるいは咳やくしゃみが出ているときは鼻と口を覆う。そのような簡単な対策でも、インフルエンザへの感染、あるいは感染拡大を防ぐのに役立つ」として、誰にでもできる感染対策を呼び掛けている。(HealthDay News 2019年10月10日)

Copyright © 2019 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6840a3.htm?s_cid=mm6840a3_w

構成/DIME編集部

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