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ターボーチャージャーのブースト圧が0.4bar増!シリーズ中最も速くパワフルになったアルピーヌ「A110S」

2019.10.26

アルピーヌは、1955 年に創設されたスポーツカーメーカーて。70 年代には、軽量、敏捷性 が特長でアルピーヌを代表するモデル A110 が、世界ラリー選手権でチャンピオンを獲得するな ど活躍し、その名が広く知られることとなった。

ルノー車をベースにスポーツモデルを作り、ルノーとの関係が深かったアルピーヌは、その後ルノーの傘下に入り、引き続きスポーツモデルを生産し、レースではル・マン 24 時間レースで 優勝するなど活躍を続けたが、1995 年にその活動を休止した。

そのアルピーヌが 2016 年に復活し、昨年日本でも新型アルピーヌ A110 の限定車 プルミエール・エディションが発売された。

現在アルピーヌ・ジャポンは、A110 ピュア、 A110 リネージのふたつのモデルを販売。そのアルピーヌのラインアップに、スポーツ性能を高めたアルピーヌ A110S が加わる。

第 46 回 東京モーターショー 2019 のアルピーヌブースでは、このアルピーヌ A110S を披露する(ジャパンプレミア/参考出展)。

また先行 予約の受付をアルピーヌ・ジャポン オフィシャル ウェブサイトで 開始した。

ダイナミックな走りとスタイリングを目指し開発

A110S は、ハイパワーエンジン、専用にチューニングされ たシャシー、洗練されたデザインを持つライトウェイトクーペ。

正確なステアリングレスポンスと、高い高速安定性を実現するよう設計されている。 洗練されたスタイリングのエクステリア、そしてインテリアには、カーボンファイバーやマイクロ ファイバー(ディナミカ)など、最高品質の素材が使われ、このモデルのスポーツカーとしての素性を 際立たせている。

ミッドエンジンの 2 人乗りスポーツカーである A110S には、最高出力 292ps を発揮するエンジンを搭載。

車両重量は、1114kg と軽量。どんな速度域でも運転が楽しめるばかりでなく、 毎日の使用での快適性も併せ持つ A110S は、運転しやすく、軽量でコンパクトなボディ、敏捷性がも たらすパフォーマンスという、アルピーヌの特徴を持つモデルとなっている。

デザインとインテリア

A110S には、A110 とは異なる専用デザインが施されている。リアピラーに装着されるトリコロールエンブレムはカーボンファイバー(黒)とオレンジに、リアの 「ALPINE」のエンブレムはブラックに変更。

ブレーキキャリパーは、オレンジに塗装された。A110S の低いシート高は、よりスポーツ性を際立たせたこのモデルのキャラクターを表しているが、加えて A110S 専用となるマット仕上げのボディカラー グリ トネール マットも、このモデルの スポーツ性をさらに強調している。

室内のステッチカラーは、A110 のブルーに対して、A110S ではオレンジを採用。洗練され た黒いディナミカが使用されたルーフライニング、サンバイザー、ドアパネルは、この新しいモデルを特徴付ける装備のひとつだ。

ディナミカを使用したシートは、重量がわずか 13.1kg のサベルト製。革とディナミカのコンビのステアリングホイール上端にはオレンジのマーカーがあり、ステアリン グホイール全体にはオレンジのステッチが施されている。

ペダルとフットレストは軽量なアルミニウ ム。室内にはカーボンファイバーが効果的に配され、ボディに取り付けられたものと同じオレンジ 色を配したエンブレムも装着されている。

A110S のルーフには、スポーツ性を際立たせる光沢仕上げのカーボンファイバールーフを採用。フォーカルのオーディオシステムも標準で装備。

アルピーヌ デザインディレクター アントニー・ヴィラン氏はこうコメントしている。

「スポーツモデルとして作られた A110S には、それにふさわしい新たなデザイン要素が与えられまし た。

トリコロールエンブレムに替えて、A110S のボディと室内には、カーボンファイバー、そして対照的 な色合いのオレンジで仕上げられたエンブレムを装着することで、軽さと強烈なドライビングの体験の ふたつを約束する、というこのモデルの特性を表しています。

ディナミカを使用した内装は、A110S にふさわしい機能性を感じさせます。激しさを表すオレンジの ステッチと対照的に、ディナミカは繊細さと洗練された品質感をもたらします。」

究極のハンドリングを目指したシャシー

サスペンションのセットアップから安定性制御の最適化まで、そしてホイールジオメトリーからタイヤの構造やコンパウンドまで、A110S のシャシーは、強烈なドライビングの体験を提供するために磨か れている。

A110S のコア部分は、A110 と同じ非常に軽量でコンパクトなアルミニウムボディ構造を使用しているが、シャシーに施された専用チューニングにより、よりダイナミックなドライビングが楽しめる モデルとなっている。

新しいスプリングは、50%剛性が高く、ダンパーもそれに応じて調整。重量を最小限に抑えるため採用されている中空アンチロールバーも強化。シート高が 4mm 低められ、 車の重心が最適化されたことで、A110S は優れた高速安定性と素早いステアリングレスポンスを実現した。

ダンパーには、A110 同様、バンプストップラバーを廃したハイドロリック・コンプレッション・ ストップを採用しているが、究極のボディコントロールのために専用にチューニングされている。

このモデルの性格に合わせ込んだシャシーのセットアップにより、高いレベルの正確なハンドリングと 動的性能が達成した。

新しいホイールとタイヤ(フロント 215mm、リア 245mm)、専用構造・専用コンパウンドのミシュラン パイロットスポーツ 4 により、A110S は優れたメカニカルグリップを生み出す。

新しいタイヤと、多く のシャシーの見直しにより、A110S は理論上もドライバーの感覚においても、独自のダイナミックな 特性を得た。

そのため、横滑り防止装置(ESC)は、特にトラックモードで、最高の正確性と安定性 のためにプログラムされている。ESC は、完全に作動を停止することもできる。

ブレーキには、強力なブレンボ製ブレーキキャリパーと、直径 320mm のバイマテリアルディスクが 採用されている。

アルピーヌ チーフエンジニア ジャン・パスカル・ドース氏はこう述べている。

「新しい A110 は、運転するのが面白くて楽しかった 1970 年代のオリジナル A110 と非常によく似てい ます。それに対して、A110S の特徴は大きく異なります。専用にチューニングされたシャシーは、 スポーツカーとしての性能を追求したものです。

高速域での安定性と正確なハンドリングのふたつは、 その特徴を表すものです。ロードカーにとってラップタイムは決して優先事項ではありませんが、それ でも新しい A110S は A110 に速さで勝ります。 しかし、重要なのは、快適で使いやすい日常の車であることです。

もし、毎日運転するには乗り心地 が硬すぎるのであれば、A110S は真のアルピーヌとは言えません。運転を楽しむために、ドライバー にとても高いスキルを求めるのも同様です。A110S は、A110 と同じく、どんなレベルのドライバーでも 楽しむことができるのです。」

292ps を発生する 1.8L ターボエンジン

A110 に比べてエンジンの最高出力が 40ps 増した A110S は、A110 シリーズ中最も速くパワフルな モデル。エンジン自体は、同じ 1.8L 4 気筒だが、パフォーマンス向上のためにターボ チャージャーのブースト圧は 0.4bar 増えている。

292ps の最高出力は 6,400rpm で発生し、A110 よりも回転数で約 400rpm 高くなる。最大トルク は 320Nm で、2,000rpm から 6,400rpm で発生し、A110 よりも 1,400rpm トルクバンドが広くなっている。

その結果、A110S のエンジンはより強力であるだけでなく、回転が高まるにつれて高まるパワー は、 ドライバーの気持ちを昂らせる。

エンジンパワーは、電子制御式 7 速 AT(7DCT)を介して 後輪に送られる。一方、ブレーキの機構を使う電子制御トルク配分システムは、最小限のホイール スピンでコーナーから非常に鋭く素早く脱出することができる。

最高出力の向上により、A110S のパワーウェイトレシオは A110 の 4.3kg/ps に対し、3.8kg/ps へと 向上。0-100km/h のタイムは 4.4 秒となる。

アルピーヌ チーフエンジニア ジャン・パスカル・ドース氏はこうコメントしている。

「エンジンについては、特性を向上させパワーを強化することが目的でした。そして、A110S の特徴で ある高速安定性と正確なハンドリングをパワートレーンに反映させることもまた重要でした。

エンジンは、5,000 から 7,000rpm の間でとりわけパワフルです。エンジン回転数が非常に高い領域で もまだ加速を続けるので、全てのギアを使い切る走りを堪能することができるでしょう。」

モータースポーツへの情熱

アルピーヌは、長年トップレベルのラリーやサーキットレースで戦い、数々の勝利を収めてきた。 その時と同じ目標と意思を持ち、今日アルピーヌは FIA 世界耐久選手権を戦っている。

一方で、ワンメークレースのアルピーヌ ヨーロッパ カップ選手権や、A110 GT4 レーシングカーを通して、A110 の敏捷性やサーキットでの性能をアピール。

2013 年にヨーロッパ耐久選手権に参戦を開始したアルピーヌは、その年にシリーズチャンピオンに 輝いた。そして翌 2014 年も再びチャンピオンを獲得したのを機に、FIA 世界耐久選手権への挑戦を開始した。

2016 年、アルピーヌ A460(レースカー)は、FIA 世界耐久選手権全 9 レース中、最も過酷なレース であったル・マン 24 時間レースでの勝利を含む 4 勝をあげ、LMP2 クラスのタイトルを獲得した。

そして 2018 年、再びル・マン 24 時間レースで LMP2 クラスのタイトルを決めた。

アルピーヌ ヨーロッパ カップ選手権は、今年で 2 シーズン目となる。この選手権は、シルバー ストーンやスパ・フランコルシャンといったヨーロッパの有名なサーキットでも開催されている。

A110 GT4 は、アルピーヌがロードカーをベースにしたモータースポーツに戻ってきたことを意味する。

2018 年終りに、バーレーンで開催された GT4 のインターナショナルカップレースでは、 A110 GT4 が勝利した。

アルピーヌ A110S 日本発売予定仕様

モデル名: アルピーヌ A110S ※限定モデルではない。
ボディカラー: ブランイリゼM、ブルーアルピーヌM、グリトネールマット(受注生産) 販売予定価格: 8,990,000円(税込)
※グリ トネール マットは、特別塗装色のため 400,000 円高の予定 発表日: 2019年11月後半を予定

関連情報:https://www.alpinecars.com/ja/

構成/DIME編集部

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