実店舗&Web兼用タイプの便利な使い方
ブランドプリカはクレジットカードと同じように利用できるのがメリット。事前にチャージした金額しか利用できないことから、使いすぎを防げる。それらをふまえて、本誌では以下のような使い方を提案したい。ぜひ参考にしてほしい。
[SCENE1]海外旅行時の決済
海外旅行時は、ついハメを外して使いすぎてしまいがち。後からクレジットカードの請求が届き、その金額に驚いた経験がある人もいるだろう。その点、プリカならチャージ金額内でしか買い物ができないので、買いすぎを防げる。足りない場合には、海外からでもオンラインバンクからのチャージが可能だ。クレジットカード加盟店は世界各地に広がっているので、利用できずに困ることも少ない。
[SCENE2]仮払い金の管理
ビジネスパーソンであれば、交通費や宿泊費といった必要な経費を会社から仮払いするケースも多いだろう。だが、それをサイフに入れて自分のお金と混在させてしまうと、後で経費精算が面倒になる。それを防ぐ方法として、仮払い金をプリカにチャージするのがおすすめ。経費とプライベートの出費を明確に区別でき、プリカで支払った経費はアプリに明細が残るので請求漏れも起こりにくい。
[SCENE3]小遣いのやりくり
毎月の小遣いの管理に使うのも、ブランドプリカで想定される有効な利用方法のひとつ。プリカが利用できるスマホ決済サービスなら利用明細がアプリ上に残るので、残高確認や支出管理がしやすい。これにより毎月の出費を予算内に収めやすく、決済ごとにポイントが貯まって〝上乗せ〟されるので、現金で管理するよりもお得。うまくキャンペーンを活用すれば、さらにお得になるはずだ。
サーバー型以外にも多種多様!プリペイド決済の主なタイプ一覧
プリペイドした金額だけ利用する決済は商品券や図書券といった旧来の紙型をはじめ、テレカのような磁気型やSuicaなどのIC型まで実に幅広く、日常生活に浸透している。
紙型
● 全国百貨店共通商品券
● 図書券
● 旅行券
● クレジットカード会社発行ギフトカード
● ビール券
● カタログギフト券
ほか
主に贈答品として利用されることが多い。
磁気型
● QUOカード
● テレホンカード
ほか
贈答用の先駆け。最近は利用機会が少ない。
IC型
● 楽天Edy
● nanaco
● WAON
● Suica
● PASMO
● ICOCA
● TOICA
ほか
主に交通系のカードとして普及している。
取材・文/綿谷禎子 イラスト/山口絵美(asterisk-agency)