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時短から時産へ!忙しくてもゆとりを持つために共働き夫婦が取り組むべき3つの改善ポイント

2019.10.19

仕事・家事・育児の全部をこなすために時間を効率化し、労働時間はできるだけ削減する必要に迫られている多くの現代人。すでに「時短」が定着して久しい。しかし、その時短という考え方は、もはや古い考え方になってきているという。

その「時短」に代わる「時産」を提唱するゆとりうむプロジェクトの理事長で社会学博士、立命館大学産業社会学部教授の筒井淳也教授に、時産の時代に夫ができることを聞いた。

ゆとりうむプロジェクトが提唱する「時産」とは

「ゆとりうむプロジェクト」とは、「時短」ニーズが増す中、多様な分野の企業が暮らしにゆとりを産むことを支援するプロジェクトだ。

その代表、筒井教授は、昨今、働き方改革、女性の活躍、両立支援など、さまざまな施策や企業の取り組みがなされているが、その本来の目的は、「なんとか時間をやりくりする」ことではなく、「自由な時間、つまり『ゆとり』を産み出すこと」にあると指摘する。

単なるタスクの時間短縮である「時短」は、日本では「時短=手抜き」といったネガティブなイメージが伴っている現状もある。

そこで登場したのが「時産(じさん)」という考え方。これは時短によって新たな時間を創出することにより「ゆとり」を産むこと、そして産まれた時間を楽しむことを指す。

共働き世帯の夫婦が「時産」のためにやってみるべきこととは?

単なる時間短縮とは異なる「時産」は、共働き世帯を中心とした忙しい暮らしにゆとりをもたらすのがねらいだ。もしその考え方に賛同するなら、共働き夫婦は「時産」のためにどんなことをやるべきだろうか。筒井教授は次の3つを挙げる。

●相手の負担を減らすのを目標に活動する

「まず家事の質を、相手に求めすぎないことだと思います。また、家事・育児などを分担する際にも、ただ単に『相手の家事を手伝う』のではなく『相手の負担を減らす』ことを目標に活動するといいでしょう」

●ゆっくりとした時間を作って効率的な方法を考える

「まずは、ゆっくりとした時間を作ること。そうすると、どんな道具を使って、どのように家事をしたらより効率よくできるのかを考えることができます。するとますます余裕のある時間ができてきます。この好循環を生み出したいですね」

●最終的な目標は互いに余裕のある時間を作り出すこと

「最終的な目標は、仕事、家事、育児の分担そのものではなく、お互いに余裕のある時間を作り出すことだということを意識するといいでしょう」

妻の「時産」のために夫が助けられること

自分の妻には、ぜひ「時産」してほしい。そう思ったなら、夫としてどんなサポートができるだろうか。

「先にもお伝えしたように、家事や育児の分担の目的は、単に『する』こと以上に、『相手の負担を減らす』ことです。身体的な負担ももちろんですが、心理的な負担を減らすことも重要です。相手の負担を減らすために何をしたらいいのか、どういう言葉をかけたらいいのかを考えてみてください」

時産と聞いて「ゆとりなんて持てない…」と思った夫婦は、ただ家事や育児をシェアするのではなく、「相手の負担を減らす」という観点で行動することで、「時産」への道が見えてくるかもしれない。

【取材協力】
筒井淳也さん
立命館大学産業社会学部教授。専門は家族社会学。主著に『結婚と家族のこれから』(光文社新書)など。

ゆとりうむプロジェクト
https://yutorium.jp/

取材・文/石原亜香利

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