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年賀状っていつから始まった?種類、販売期間、意外と知らない豆知識

2019.12.04

新年を迎え、大切な人への年初の挨拶として年賀状を送るのは日本の風物詩とも言えます。年末に向け早くから準備を始める人も多いですが、年が開けてから慌てて送る方も少なくないかもしれません。今回は改めて年賀状の歴史や種類、期間などについて見てみることにします。

年賀状はいつから始まったのか

日本の文化・風習の一つとして、年賀状は深く根付いてます。会う機会が絶えて久しい友人などから届く新年の便りは、嬉しいものです。

最近は、メールやSNSなどのメッセージを用いる人も増えています。日本郵便によると、年賀状の代名詞ともいえる「お年玉付郵便はがき」の発行枚数は、2004年用の約44.6億枚をピークに年々減少が続き、ここ数年は20億枚台まで低下しました。

しかし、ハガキで届く挨拶には温もりが感じられ、年賀状を大切に思っている人は今もなおたくさんいます。その年賀状という慣例は、いつから始まったものでしょうか。その歴史を探ってみましょう。

年賀の歴史

人類史上には、古代より年賀を祝う風習が各地であったようです。人類初の文明を持ったといわれるメソポタミアでも、宗教的な新年行事が行われていたとされています。

古代の社会で『1年』という概念が生まれた背景には、狩猟採集型から農耕牧畜型社会へと発展したことがあげられます。農作物を育てる上で、季節を考慮することが重要だと気付いたからです。

その後、天文学が発達すると、1年は『365日』であることが分かってきます。これは、農耕牧畜型の生活をする上で、より細かく生産活動に取り組める貴重な発見でした。

キリスト教の広まりで共通の暦が使用されるようになると、『月』『日』『曜日』という規定が誕生します。そして、1月1日を節目ととらえるようになり、新年という考え方が定着していったのです。

日本における年賀の歴史も食糧生産と暦が密接に関わっており、その風習は今も受け継がれていると言えるでしょう。

年賀状の変遷

日本の年賀状の形といえば、切手に変わる朱色のプリントがなされたスタイルが、ポピュラーです。そのようなデザインの年賀状は、どのような歴史をたどってきたのでしょうか。

スタンプを押す消印を廃止して現在の形になったのは、1961年のことです。その後、増加する郵便物の処理スピードを上げるため、68年に郵便番号制度が導入され、ほぼ現在のスタイルになりました。

75年には配達数が25億枚にまで達した年賀状は、出す側の労力軽減へのニーズも高まります。そして、79年頃からは、文字や写真を印刷した年賀状が普及し始めます。

その年賀状も、人間関係のあり方の変化や、携帯端末の進歩による通信手段の発達などにより近年は減少傾向が加速しています。

年賀はがきの種類と販売

一口に年賀はがきといっても、その種類はさまざまです。また、販売時期なども限定されています。年賀はがきの概要について見てみましょう。

年賀はがきの種類

日本郵便によって販売される年賀はがきには『お年玉くじ』のサービスが組み込まれています。結果を毎年楽しみにしている人も多いでしょう。

その年賀はがきには、多様な種類があります。人気キャラクターとタイアップしたものは、子どもたちに喜ばれます。風情ある日本画をあしらったデザインも、新年の雰囲気にマッチして好評です。

オリンピックなどの大きな行事やイベントがあると、寄付金付きの年賀状も販売されます。年賀状を送ることで、対象となったイベントに協力できるのです。

販売期間

日本郵便は例年11月1日に年賀状の販売を開始します。

年賀状を出す人には、デザインを考え、印刷をし、そして宛名を記載・貼付けする作業が必要です。余裕を持って準備ができるように、2カ月ほどの期間を想定して発売がスタートしていることになります。

メディアなどでは11月1日に列を作って販売を待ち望んでいた方々の様子を放映しますが、年の瀬が迫ってきた風物詩となっている感がありますね。

郵便局の主なサービス

郵便局では、意外と知られてはいないけれども便利なサービスを手掛けています。それらについて、いくつか紹介します。

近年では、デジタルサービスが広がっています。人気メディアやアプリと連携して、印象的な新年のメッセージが送れます。

また、住所を知らなくても、SNSなどで通じている相手には、デジタルはがきを送ることができるサービスもあります。

年賀状の作成はいつから?

新年の挨拶として年賀状を送るなら、ふさわしい時期に届くように発送したいものです。お正月気分が抜けてから届く年賀状では、あまり体裁はよくないでしょう。

一般に「松の内」と呼ばれる7日までなら許容されるとも言われますが、松の内の解釈も15日までとする説もありますので、新たな年を迎えた喜びがあるうちに届けるのがマナーです。

元旦に届けたいならいつから作るか

年賀状の準備には、それなりに手間がかかるものです。労力をかけて送るのですから、できればきちんと元旦に届くように手配しましょう。

しかし、投函は、ただ早ければよいものでもありません。なぜなら、早すぎると一般の郵便と判断され、時季外れの配達になってしまう恐れがあるからです。

確実に元旦に届けたいなら、12月20~25日を目途に投函することをおすすめします。それ以降だと、三が日を過ぎてからの配達になってしまうこともあります。

年賀状期間が過ぎたら寒中見舞いに

「どうしても年賀状の準備ができなかった」「大切な人に出し忘れてしまった」。そのようなケースもあるでしょう。それでも春の前にあいさつ状を送りたい時には、どうすればよいでしょうか。

その場合には、寒中見舞いにするという手があります。寒中見舞いという言葉を初めて耳にする人もいるかも知れません。しかし、以前からある風習の一つです。

暑い時期に相手の体を思いやる暑中見舞いは広く知られています。同様に厳しい寒さの中でも健康で過ごしていることを願い、寒中見舞いを宛ててみてはいかがでしょうか。

寒中見舞いは、喪中の家庭への年賀状代わりの挨拶としても活用できます。


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