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ほんのり甘くておいしい!学校の給食で「スーパー大麦」が人気の理由

2019.10.18

健康志向の人なら、すでに知っているであろう「スーパー大麦」。もちもち、プチプチした食感やほんのりの甘さが美味しいともいわれる。そんなスーパー大麦は、地方自治体や教育機関で導入され、健康増進への取り組みが行われている。

今回は、2019年10月2日開催の帝人によるイベントで発表された、スーパー大麦を取り入れた地方自治体や教育機関の事例を紹介する。

スーパー大麦とは?

近年、ダイエット食品として話題になっている「大麦」や「もち麦」。白米に一定量混ぜて炊くことで、その栄養価を得られる。

中でもスーパー大麦は、「バーリーマックス®」というオーストラリア連邦科学産業研究機構が開発した非遺伝子組み換え大麦が有名だ。

バーリーマックスは一般大麦など、他の穀物や野菜に比べて総食物繊維の含有量が多く、食物繊維が多い野菜と知られているゴボウの5.8倍含まれており、さらに腸内で菌のエサとなる3つの食物繊維「レジスタントスターチ、β-グルカン、フルクタン」がバランス良く含まれているとされる。

「もち麦」は白米の25倍の食物繊維を含むが、バーリーマックスは白米の40倍の食物繊維を含み、レジスタントスターチは「もち麦」の約3倍、フルクタンは「もち麦」の約4倍の含有量があるとされる。(β-グルカンのみ「もち麦」の含有量がバーリーマックスより約1.3倍多い。)

さらに、レジスタントスターチ、β-グルカン、フルクタンは、腸内で3段階に分けて菌のエサとなり届きにくい腸の奥まで行き渡るという。β-グルカンは血糖値の上昇抑制に効果的とされる。これらバーリーマックスが有する栄養素は、未病・予防の観点から機能性食品やその素材として注目され、さまざまなメーカーに採用されている。

日本では味の素の「スーパー大麦がゆ」や、佐藤食品工業の「サトウのごはん スーパー大麦ごはん」をはじめ多くの加工食品に採用され、スーパー大麦バーリーマックス入りの商品が次々と発売されている。

大手コンビニやスーパー、パン屋等の中食展開も積極的に行われており、特にファミリーマートでは2017年8月(※本格発売は2018年4月より)よりスーパー大麦バーリーマックスをおむすびに採用。2019年9月24日には、同社のスーパー大麦シリーズ商品が1億食を突破したと発表した。

学校給食や部活にスーパー大麦を取り入れている事例

帝人では、2018年より地方自治体との取り組みを通じて、スーパー大麦バーリーマックスの学校給食採用や教育機関との連携による食育授業の開催、また社食やカフェにおけるメニュー化などを推進してきた。先日開催された自社新商品発表会で発表された事例を紹介する。

●学校給食や市役所食堂に取り入れる/山口県岩国市

岩国市長 福田良彦さん

岩国市では、学校給食での採用や市役所食堂での提供など「健康増進×スーパー大麦」の取り組みを実施している。山口県岩国市の福田良彦市長が登壇し報告した。

岩国市では、食物繊維を摂取することの重要性を訴求するため、2018年9月から現在に至るまで、1年以上にわたり帝人と共同で「腸内会プロジェクト」を行い、市内全域の小・中学校の給食にスーパー大麦バーリーマックスを取り入れたメニューを展開している。

小学校の給食にスーパー大麦が登場!

また岩国市は帝人からバーリーマックスを600kg贈呈されたことから、市役所の食堂のメニューに「バーリーマックス入りごはん」を導入。さらに「腸活」や「食育」をテーマとした料理教室や市民講座も開催。市民講座ではスーパー大麦バーリーマックスを使った郷土料理を実演したそうだ。

●大学学食で人気!/愛媛県松山市

しののめベジガール

愛媛県松山市の松山東雲女子大学・松山東雲短期大学 食物栄養学科からは、生徒30名で結成されている「しののめべジガール」の代表2名が、スーパー大麦バーリーマックスを使った学食メニュー開発とその成果について発表した。

●松山東雲短期大学「しののめべジガール」の「麦麦ごはん」とは?

同大学の「しののめべジガール」たちは、愛媛県内の若者の野菜摂取量が低いことを受け、健康促進のために地元の野菜を使ったレシピを考案するなど、日ごろから野菜摂取向上のキャンペーン活動を行っている。

国は1日の食物繊維摂取目標量を18g以上と定めているが、平成29年の国民栄養調査によると成人女性は平均14.3gしか摂れておらず、おおよそ3.7g不足している。そこで、この3.7gの食物繊維不足を解消するべく彼女らが考案したのが「麦麦ごはん」だ。「精白米」が70%、「もち麦」が20%、「スーパー大麦バーリーマックス」が10%の比率で入っている。

特にこだわったのは味と食感で「もち麦」の柔らかく粘りのある食感と、「スーパー大麦バーリーマックス」のプチプチとした歯ごたえのある食感が、ほどよくマッチするように配合されている。ちなみに愛媛県は「もち麦」生産量日本一であり、地産地消の点にも配慮された。

学食で販売したところ「甘くておいしい」「食感が良い」などと好評で30分で売り切れる盛況ぶりとなったそうだ。

また学食におけるごはんの喫食率も伸びた。「麦麦ごはん」発売前は30%だったが、発売後は38%に上昇。通常の白飯を頼んだ割合に変化はなく、純粋に「麦麦ごはん」を頼んだ人が増え、ごはんの喫食率を拡大させた結果となった。

この結果を受け、生協では「麦麦ごはん」を継続的に販売することを決め、「しののめべジガール」はさらなる新しいメニュー開発や近隣店舗へ紹介活動などを行っている。

●スポーツ強豪高校の部活にも導入

済美高等学校 卓球部での補食にスーパー大麦

スポーツ強豪校である学校法人済美学園 済美高等学校では、部活動の途中や練習後の補食として食べている白米をバーリーマックス入りのものに変更。またトップアスリートを迎えて特別授業を行うなど、食育につながる活動を幅広く実施している。

今回、自社新商品を発売し、素材販売からメーカーにも進出した帝人。今後の展望について、バーリーマックスの拡大強化を図れる環境を整え、さらに手に取りやすく手軽に食べ続けられるよう開発に努めたいと述べた。

取材・文/石原亜香利

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