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クリエイティブな思考ができる人の脳の特徴

2019.10.21

 芸術家や作家の多くは孤独に活動しているものだが、職種によってはクリエイティブであることを求められる組織もあるだろう。しかしながら組織の中で従業員に対してもっとクリエイティブであれ、と求めることは時にリスクをはらんでいることが最新の研究で指摘されている。往々にして人物の好き嫌いの問題に繋がるというのだ。

創造的アイデアは“自分語り”?

 職務において正確性を求められたり、早さを求められるたりするケースは多いと思うが、仕事の内容によっては創造性を求められるケースもあるかも知れない。

 企画会議などでアイディアを出し合う「ブレインストーミング」は多くの企業で行われているが、これが組織においては少なからぬ危険をはらむものであることが報告されている。

 米・イリノイ大学アーバナシャンペーン校の研究チームが2019年9月に「Personality and Social Psychology Bulletin」で発表した研究では、クリエイティビティの発露は結局のところは“自分語り”であることを実験を通じて示している。

PsyPost」より

 合計600人が参加した3つの実験で研究チームは、合理的なアイデアと比較して、創造的なアイデアを生み出すように求められた人々は、それらのアイデアが自己表現であると信じる可能性が高いことを突き止めた。つまりクリエイティブなアイデアを求められると、人は往々にして自分の意見が求められているのだと受け止めてしまうのである。

 そして実際にブレインストーミングで新しいクリエイティブなアイデアを表明した者は、“自分語り”をしたのだと深く感じていることもまた別の実験で明らかになったのだ。

 組織においてこれが何を意味するのかといえば、あくまでもアイデア出しの会議であったとしても、それを口にした人物の好き嫌いの問題に繋がりやすいということである。クリエイティブなアイデア出しでは自分がより強く出されるため、人物評価に直結しやすいのだ。そしてもちろん、組織内で人物の好き嫌いが先鋭化してもあまりいいことはなさそうだ。

 もちろん優れた創造的なアイデアが組織においても求められることもあるのだろうが、話がクリエイティビティに及ぶ場合、こうしたリスクをよく理解しておくことも必要なのだろう。

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