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タイムスリップしたかのような佇まいですべてがフォトジェニック!和風建築と洋館が共存した昭和6年創業の下呂温泉「湯之島館」

2019.10.12

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

眼下に街並みを望む下呂温泉の「山の宿」

 約5万坪の敷地を持つ下呂温泉の宿「湯之島館」は、昭和6年(1931年)創業。木々を縫うように山に沿って建てられた、木造の本館(登録有形文化財)、近代洋風建築の娯楽館、新館の景山荘から成る。

「曽祖父が別荘地開発の会社を興し、別荘地を見学に来る富裕層に宿泊してもらう宿として造ったのが湯之島館。山の上に旅館を建てるということで工事には6万人が関わり、着工から2年をかけて完成した。当時の100万円、今の金額に換算すると10億円もの費用がかかったと聞いている。飛騨の匠が造った一部屋ごとに異なる意匠は当時ならではのもので、贅をつくした本館、昭和モダンのデザインをそのままに残す洋館など、自然や温泉と共に建物自体も楽しんでいただければ」(湯之島館4代目 飛騨川温泉土地 代表取締役社長 岩田公一さん)

木造和風建築の本館

 当時、新鋭の建築家であった丹羽英二氏が設計と建築監督を担当。木造和風建築と近代洋風建築の融合をテーマにしていた丹羽氏の集大成が湯之島館だ。平成21年に登録有形文化財に指定された和風建築の本館は、昭和6年当時のままの部屋で宿泊ができる。また、昭和天皇・皇后両陛下、上皇、上皇后両陛下がご宿泊された部屋を含む貴賓室が4部屋ある。

〇山楽荘

 玄関から一番奥にある茶室を備えた貴賓室で、明仁上皇、美智子上皇后両陛下が皇太子時代の昭和51年に滞在された。部屋や茶室からの眺めは素晴らしく、創業当時から落ち着いた雰囲気の粋な部屋として文化人に愛されたという

〇雲井之間

 上皇、上皇后両陛下ご来訪の際に食事をされた雲井之間は、多くの政治家や経済人が好んで宿泊していた部屋でもある。こちらの部屋からも下呂温泉の街並みが一望でき、広縁の窓下にある木戸が開くので、景色と共に部屋を通り抜ける心地よい風を感じることもできる。昭和初期の匠の遊び心を感じるのが床の間の台目柱。最初は蝉の彫刻だけだったが、それを見た職人が蝉を狙う栗鼠を付け加えたという。リニューアルした信楽焼の露天風呂からの眺望も良く、お湯につかりながら美しい夜景を独り占めできる。

〇七重八重の間

 昭和6年の創業時に最も見晴らしの良い場所に貴賓室として作られた。昭和33年秋に昭和天皇、皇后両陛下がご宿泊。大広間や宴会場のような広さの部屋だが、床の間は杉のみがき丸太、杉板張り竿吊天井、千本格子と組子の欄間など、随所に趣のある意匠が施されている。七重八重の部屋にも茶室があるが現在は改装中。2名から宿泊できるが、この広さなので7~15名ほどまでの大人数向け。

 露天風呂付きの部屋にリニューアルされた貴賓室の「山楽荘」「雲井之間」に宿泊する「本館 特別室プラン(全室露天風呂付き)」は2名宿泊時、朝夕食付きで1人3万6000円(税抜以下同)~、「本館(登録有形文化財) 宿泊プラン」は2名宿泊時、朝夕食付きで1人1万7000円~。

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