インテリア、エクステリア、充電用ウォールユニット、メルセデスの電気自動車「EQC 400 4MATIC」の実用性を徹底検証!
2019.10.09
メルセデス・ベンツが大規模生産する初の電気自動車、EQCがいよいよ日本に上陸した。モデル名はEQC 400 4MATIC。GLCのプラットフォームを使ったコンパクトSUVであり、4MATICが示すように、床下に敷きつめられた80kWhの大容量リチウムイオンバッテリーとともに、前後にモーターを搭載。その総合最高出力は408ps、765N・mに達する。ただし、低負荷時には効率を高めるべく、フロントモーターのみで駆動する。
EQCはインテリアデザイン、2面の10.25インチディスプレー、シフターなど、最新のメルセデスベンツ同様となり、これまでのメルセデスベンツからいきなり乗り換えても違和感なく走りだせるのも特徴だが、ほぼ唯一、EVらしいのが、パドルシフト。
それは回生ブレーキパドルとなり、基本のDに対して、左側の「-」を1回引くとD-となり、強い回生(減速)が得られ、もう1回引くとD- -という、日産e-POWERのようなワンペダル的なモードに入る。ただし、メルセデスベンツの考え方として、完全停止は行わない。
一方、右側の「+」を引くとD+となり、コースティングモードになる。これはアクセルペダルを緩めても減速しない空走状態のことである。