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SF映画さながらのコンセプトカー「AIトレイルクワトロ」ほかフランクフルトショーで登場したアウディの注目モデル10選

2019.10.05

 フランクフルトモーターショーで、一時期、小規模ながらも会場内に独自の特設会場を建設し、単独の展示スペースを有していたアウディだが、前回から再びフォルクスワーゲングループが集う建屋に復帰。今回もフォルクスワーゲンをはじめとする同じグループと横並びでブースを構えていた。

SF映画から飛び出てきたような奇抜なコンセプトカー「AIトレイルクワトロ」

 そんなアウディもブランニューの電動モデルを出品。ただし、フォルクスワーゲンやポルシェが肝いりで発表した市販型の電動車ではなく、AIトレイルクワトロと呼ばれるSF映画から飛び出てきたような奇抜なコンセプトカー。ID.3やタイカン比べるとインパクトの強さでは負けていなかったが、いかんせん中身が非現実的ということもあり、注目度は若干低め。すでにeトロンという市販型電動車を発表済みということが影響しているのだろうか、今回は同じグループの注目モデルに華を持たせた感じだ。

 このAIトレイルクワトロは前回のフランクフルトモーターショーでお披露目したAICON(アイコン)から始まった電動化と自動運転の社会を見据えたアウディのコンセプトカー“AI”シリーズの第4弾。見ておわかりのとおり、今回はオフローダーに仕立てられている。

 中身もさることながら、やはり目を惹くのは外観。22インチの大径タイヤがむき出しのスタイリングはまるで月面探査車のような意匠だ。モーターやバッテリーといった主要部品を床下に収める、つまりフロント部分に何もないという特徴を活かし、フロントウインドーだけでなくヘリコプターのようにその下からも前方を望むことができる。ボディサイズは全長4.15m、全幅2.15m、全高1.67mといったように意外と小柄。現実味はかなり薄いとはいえ、電動化されるともしかしたらこんなクルマも誕生するかもしれないというちょっと夢を見させてくれるような1台だ。

A7スポーツバックの最速最強モデル「RS7スポーツバック」

 電動モデルではフォルクスワーゲンやポルシェと比べて一歩引いた印象のアウディだが、BMW同様、その代りに既存モデルの新型車が目白押し。世界初公開だけでなくショー初見せも含めると10車種近い新型車をお披露目したのだ。その中で最新モデルとして発表されたのがRS7スポーツバックである。

 アウディのミドルサイズ4ドアクーペ、A7スポーツバックの最速最強モデル。先代にもラインナップされていたが、ベースモデルが2代目に進化したのを受け、RS7スポーツバックも新型へと生まれ変わった。

 フロントに縦置きされるエンジンは先代同様4.0ℓV8ツインターボだが、ボアとストロークの異なるまったく新しいユニットに刷新。最高出力は600ps、最大トルクは800Nmというスーパースポーツカーも真っ青の出力を発生する。このエンジンは高出力だけでなく、48Vのマイルドハイブリッドや気筒休止システムの採用により燃費性能の向上にも注力しているのが特徴だ。駆動方式はもちろんアウディ自慢の4WDを採用する。またサスペンションも進化。エアサスペンションのほかに、右前輪と左後輪、左前輪と右後輪といったように対角線のダンパーを連携させた“ダイナミックライドコントロール”がオプションで選べるようになった。もちろん中身だけでなく、A7スポーツバックよりも左右それぞれで20mm、計40mm拡大した前後フェンダーを備えるなど、外観も最速最強モデルに相応しいデザインが与えられている。

力強くてマッチョなハイパワーワゴン「RS6アバント」

 このRS7スポーツバックと同じ600ps/800Nmを発生する4.0ℓV8ツインターボの新エンジンや対角線上のダンパーを連携させたサスペンションが与えられたハイパワーワゴンのRS6アバントもここフランクフルトモーターショーで初お披露目となった。RS6としてはこの新型で4世代目。最初の2世代はセダンバージョンも用意されていたが、先代からはアウディお得意のステーションワゴンのアバントだけしか選べない。標準モデルのA6アバントは長めのボディを活かした流麗なスタイルだが、RS7スポーツバック同様、前後フェンダーが40mm広げられたRS6アバントはそれとはまったく異なる力強くマッチョな装いとなる。

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