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周りから見れば成功者なのに自分に自信が持てない「インポスター症候群」が増えている理由

2019.10.03

 自信満々で自己アピールの強い人物は時に鼻もちならない感を受けるかもしれないが、能力や肩書きは申し分ないのに自分に自信が持てない一群の人々がいる。それは“インポスター症候群”だ。

インポスター症候群は考えられているよりも多い

 インポスター症候群とは、一般的に考えて成功者の部類に入る人物なのに、当人は自分が成功者に値しない人間に感じており、不正な手段で成功した詐欺師であると自認する症状であるという。

 成功とは縁遠い者からすれば謙虚過ぎてもはや贅沢な悩みにも思えるかもしれないが、最新の研究ではこのインポスター症候群の人々は我々が考えているよりも多いことが報告されている。

 米・ブリガムヤング大学をはじめとする合同研究チームが2019年8月に「Journal of Vocational Behavior」で発表した研究では、エリート校でアカデミック教育を受ける大学生をインタビューし、5人に1人はインポスター症候群かそれに近い無能力感を抱いていることが突き止められている。

Phys.org」より


 インポスター症候群傾向の学生たちの話を分析してみると、自分と同じ専攻の学生に接している場合、親近感を抱くのではなくむしろ気分が悪化している傾向が浮き彫りになった。

 その一方で別の専攻の友人や、家族など自分の学業とは直接関係のない人々と接している時は、無能力感は減少している。したがってインポスター症候群の症状の緩和には、学業に直接関係のない人々やグループとの交流が重要な意味を持つことになる。

 そしてインポスター症状を覚えた学生の少なくない数が、ネガティブな方法でその症状に対処していることもまた明らかになった。ある学生はビデオゲームにのめり込み、またある学生は周囲に対して強気に振る舞って自分が感じている無能力感を打ち消そうとしているということだ。

 さらに興味深いのは、インポスター症候群の症状を訴える学生たちは決して学業成績が悪いわけではない点だ。ほとんどのインポスター症状は、自分の能力を正確に評価していないことから来ているのである。エリート校など競争の激しい世界では珍しくないことがわかったインポスター症候群について幅広い理解が求められているのだろう。

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