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食欲の秋だからこそ要注意!流通している鶏肉の約半数に潜む危険な「薬剤耐性菌」

2019.09.28

食中毒を予防することが、AMR(薬剤耐性)菌対策につながる

■薬剤耐性(AMR)とは?

薬剤耐性のことをAMR (Antimicrobial Resistance)と呼ぶことがある。そもそも薬剤耐性とは何だろうか?

細菌が増えるのを抑えたり壊したりする薬が抗菌薬(抗生物質)だが、細菌はさまざまな手段を使って薬から逃げ延びようとする。その結果、抗菌薬が細菌に対して効かなくなることを「薬剤耐性」という。

■国連が「2050年にはAMRで年1000万人が死亡する事態」と警告

国連は、このままでは2050年までにはAMRによって年に1000万人が死亡する事態となり、がんによる死亡者数を超え、08~09年の金融危機に匹敵する破壊的ダメージを受ける恐れがあると警告した。

食中毒の菌では、大腸菌、サルモネラ、カンピロバクターなどから薬剤耐性菌検出の報告がある。

■ワンヘルスという考え方

鶏、牛、豚には病気を治療・予防したり、成長を促進するために抗菌薬が用いられている。

家畜への抗菌薬の使用が食べ物を通じた薬剤耐性菌の広がりにつながっているとして、欧米を中心に、成長促進目的での抗菌薬使用をやめる動きが出ている。

日本でも慎重に用いる方向で見直しが進められている。人の健康を守るだけでなく、動物や環境にも目を配って取り組もうという考え方を「ワンヘルス」といい、畜産、水産、農業においてもこの考えのもと、世界各国で抗菌薬の使用を見直している。

<まとめ>

最後に鶏肉の安全な取り扱い方をまとめたので、調理する機会があるときにはぜひ参考にしていただきたい。

1.鶏肉は中心が白くなるまで加熱する

鶏肉に付いた薬剤耐性菌は加熱により死滅する。中までしっかり白くなっているか確認することが重要。

2.鶏肉を調理したまな板や包丁から別の食材に菌を広げないよう注意する

調理器具にも薬剤耐性菌が付着している可能性がある。

3.鶏肉を触った手でサラダ用の野菜など生食のものを扱わない

鶏肉を触った手には薬剤耐性菌が付着している可能性があり、そのままサラダ用の野菜などを触らない。

4.新鮮な鶏肉でも生で食べない

鳥刺しなど、鶏肉は生で食べない。どのような仕入れや調理法であってもリスクは避けられない。

5.調理したものは時間を置かずに食べる

加熱調理をしたものでも、原因菌がついていれば、時間とともに増えていく。加熱したからと安心せず、調理をしたら早めに食べる。

出典元:国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター

構成/こじへい

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