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食欲の秋だからこそ要注意!流通している鶏肉の約半数に潜む危険な「薬剤耐性菌」

2019.09.28

食欲の秋が到来した。過ごしやすい気温ゆえに外に出て、家族や友人とバーベキューを楽しむ人もいることだろう。しかしその際は食肉の、特に鶏肉の取り扱いには注意したほうが良いかもしれない。

流通している鶏肉の約半数から薬剤耐性菌が検出

鶏肉は、体が小さいことから食肉加工の段階で腸の中にいる菌が食肉につきやすいとされている。

食肉検査所などで約550体の鶏肉を検査したところ、約半数の49%の鶏肉から薬剤耐性菌を検出したことが、厚生労働省研究班の調べで分かった。

病原性大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクタ―など食中毒を起こす菌が薬剤耐性になってしまうと、体力がない病人や高齢者の場合、抗菌薬による治療が難しくなり、重症化する危険も伴う。

さらに薬剤耐性菌の拡大にもつながるため、鶏肉の正しい扱い方法と薬剤耐性菌対策の正しい知識を持つことが重要だ。

そこで今回、鶏肉を中心に食中毒と薬剤耐性菌について308名にアンケート調査が行われた。その調査結果と共に、国立国際医療研究センター病院 具芳明(ぐ よしあき)先生が提案する食中毒や危険な薬剤耐性菌を身体に取り込まないようにするための対策を紹介していきたい。

■具 芳明先生
国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター
情報・教育支援室長 総合内科専門医、感染症専門医
薬剤耐性(AMR)対策を推進するための教育啓発活動や医療現場の支援に従事
経歴: 佐久総合病院、静岡県立静岡がんセンター、国立感染症研究所、
東北大学などを経て2017年より現職。

4割が食中毒の経験者

食中毒を起こした経験がある人(病院で診断された場合だけでなく、自己判断も含む)は、男女ともに、年代も幅広く4割前後の方が「はい」と回答。それだけ、食中毒は身近であり、感染の危険性が常にあるということを表している。

症状は下痢、腹痛、発熱、嘔吐などで、倦怠感、頭痛、めまい、筋肉痛が起こることもあります。食中毒は、時間が経てば症状が治まってしまうことも多い。しかし、子ども、高齢者、病気の治療中など抵抗力が低下している場合は重症化のリスクがあり、油断は禁物だ。

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