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アートギャラリーと化学実験室が融合!?ハーバード大学の教授が作ったオシャレすぎるレストラン

2019.09.28

食の未来を考えるイベントも開催

また、このカフェでは美しく美味しい食べ物だけでなく、環境問題や食の未来について考える機会も提供している。

例えばアートサイエンスの名物でもあるカクテル。

カクテルの上には、特別な機械を用いて作られた「エディブル・シート(食べられる絵)」で作られた動物たちが乗っている。

世界で最も小さく、最も希少なイルカである「Hector’s Dolphin」をはじめとして、カクテルに描かれている動物たちは絶滅危機に瀕しており、動物保護の必要性を訴えている。

その他にも、ボストンの有名飲食店のシェフを講師に招き「地元の食品小売りの未来」や、「肉を食べない未来に向けた微生物の利用」など「食品の未来」をテーマに無料のセミナーを定期的に開催している。

このように、アートサイエンスはレストランであり、実験室であり、大学でもあるのである。

研究結果を世の中に還元するデイビッド

ボストンの学生や起業家と話してみて私が感じたことは、ボストンの研究者達は日本と比較して、ビジネス界と繋がっている人が多いということ。

ボストンの教授はアカデミーのプロフェッショナルと同時にビジネスのプロフェッショナルでもある。研究者だからといって研究室に閉じこもっているのではなく、積極的にビジネスの場に赴き、自分のテクノロジーや製品を企業に売り込んでいっている。

自分の研究結果、テクノロジーを単なる研究で終わらせるのではなく、どのように実社会に役立つのか?を考え、何らかの形で世の中に還元していこうという姿勢を感じる。

それは、デイビッドにも当てはまる。

https://www.cafeartscience.com/

食の未来について研究しているデイビッドは、小難しい論文を同じ業界の人々に発表するだけでなく、一般消費者に身近なレストランを利用して、自分の研究や考えを人々にわかりやすく伝え、社会に還元していっている。

研究者であり飲食店オーナーであるデイビッド。

食に新しい風を巻き起こすキーパーソンとなるかもしれない。

文/小松佐保(Foody Style代表)
一橋大学経済学部卒業。
日本&シンガポールのブランドコンサルに勤務した後、独立しアメリカ・ボストンへ。
会社員時代に生活習慣の乱れが原因で体調を崩したこと、ボストニアンの心身共にヘルシーなライフスタイルに感化されたことで、「食×健康」領域に関心を抱くように。
現在はボストンと東京を行き来しながら、食×健康領域に関わる企業のマーケティングコンサルや海外展開サポート、コラムの執筆等を行っている。

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