
怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の普及を行う一般社団法人日本アンガーマネジメン ト協会は、カードに記載された“怒り”を感じうる様々な場面に対し、相手がど の程度の“怒り”を感じるかを予想して当てる、世界初となる“怒りのツボ当てカードゲーム”「アンガーマネジメントゲーム」の第2弾 となる『アンガーマネジメントゲームSPECIAL』を2019年夏頃に発売すると発表した。
第2弾の発表と同時に全国から募 集していた“怒り”のできごとは2,045件集まり、この内採用された“怒り”のできごと50件が実際にアンガーマネジメントゲーム第 2弾のできごとカードに反映される。
「アンガーマネジメントゲーム」は、様々な「できごとカード」の内容がもし起こったら、カードを引いたプレイヤー(回答者)がどの程度の 怒りを感じるかを他のプレイヤーが予想し、最も予想が当たったプレイヤーが勝利となるゲームで、同会が開発した、世界初となる“怒り のツボ当てカードゲーム”。
本ゲームでプレイするうちに、プレイヤー同士のそれぞれの“怒り”のツボがわかったり、いろいろな会話が生 まれたりして、怒りにくくなるための気付きを得ることや考えることができるようになる。
推奨プレイヤー人数は2~12人(第1弾は 3~12人)と幅広く、友人同士や職場の同僚、夫婦・家族間のコミュニケーション、ビジネス現場におけるチームビルディングなど、 様々なシチュエーションで活用できる。
また、発売後すぐ、大人気のカードゲーム「UNO(ウノ)」、「ナンジャモンジャ」に次い で、Amazonのカードゲーム・トランプ部門での売れ筋ランキング3位に入るなど人気を博し、業界での注目度も高まっている。
第2弾となる『アンガーマネジメントゲームSPECIAL』では、できごとカードが新たに入れ替わる他、ルールも一部改訂し、第1弾では3 人からしかプレイできなかったものが、2人からプレイできるようになり、夫婦間でも利用できることになった。
また、全国に8店舗を展開し、世界中のボードゲームで誰でも手軽にいつでも遊べるカフェ『JELLY JELLY CAFE』(ジェリージェリー カフェ)の渋谷店、池袋店にも導入され、来店者からも高評価を得ており、某人気YouTuberのチャンネルでも紹介されるなど、幅 広い世代に受け入れられている。
今回、集まった“怒り”のできごとには、女性の活躍推進の機運の高まりもあり「家事を手伝わない夫・家族に対する不満」など家庭内 の怒りが目立った一方、「電車を降りる際に人が大勢いるにもかかわらず後ろからガンガン押された」、「満員のバスで、降りようとしたら リュックを背負った人が邪魔で通りにくかったのに、よけようとせずスマホに夢中になっていた」、「満員電車なのにスマホ操作をやめない人 が多い」など電車やバスなどの公共交通機関でのマナーに関する怒りが多く集まった。
多くの人が毎日利用する交通機関だからこ そ、怒りを感じやすいとともに、スマホ・ビジネスリュックの普及によって生じる社会問題に対する“怒り”といった、世の中の世相を表す結 果となった。
これに対し、日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介氏は「非常にたくさんの方のご協力のおかげで今の時 代を色濃く写す怒りのできごとが集まりました。誰もが経験する身近な怒りのできごとに、あるあると膝を打つことになるでしょう」。とコメン トしている。
なお、2017年11月開設の「アンガーマネジメントティーンインストラクター養成講座」にて、12歳~18歳の子供たちへの指導用教材 としてカードゲーム「アンガーマネジメントゲーム for teen」を使用しているが、本商品は一般向けに開発した新商品となる。
公式サイト:https://www.angermanagement.co.jp/amg2019
構成/DIME編集部