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職場の人間関係は本当に〝希薄化〟しているのか?

2019.09.24

人々の働き方が多様化している今、「職場の人間関係の希薄化が進んでいる」と感じている人は多いと言われている。

NHKの調査によると、「仕事に直接関係する範囲でのつきあい(形式的なつきあい)」を支持する人の割合は長期的に増加し(1988年 15.1% → 2018年 27.1%)、「何かにつけ相談したり助け合えるようなつきあい(全面的な付き合い)」を支持する人の割合は長期的に減少している(1988年 44.6% → 2018年 37.2%)。

そんな中リクルートマネジメントソリューションズは、20~40代の会社員603名に「職場におけるソーシャル・サポート実態調査」を実施した。この結果、職場の人間関係構築・必要なサポートの獲得に役立つのは「上司との定期的な面談」「定期異動・ローテーション」「集合研修・ワークショップ」ということが判明したので紹介しよう。

職場における人間関係やサポートし合う風土の実態

8割以上がサポートを必要としているが、十分得られていると感じているのは6割

仕事を進めるにあたって周囲からのサポートをどれくらい必要としているのかについて、「どちらかといえば必要」まで合わせると、4種あるサポートのうち、いずれも、8割以上が「必要」と回答した。十分度はそれを下回り、「どちらかといえば十分」まで合わせると約6割が「十分」と回答。また、「評価的サポート」は、4種の中でも需要と供給の乖離が一番大きいことが明らかになった。

職場での貢献感の低さがサポートの求めにくさにつながり、年代別での傾向も明らかに

20代:力が発揮できているほど援助を求め、得られる傾向
40代:力の発揮が低い群でのみ、サポートを求めることも十分に得ることもできていない傾向

サポート必要度、サポート十分度、援助要請について、適応感(力の発揮)への回答結果による群分けを行って結果を分析した結果、20代では力が発揮できているほど、援助を求め、得られる傾向が見られたが、40代では力の発揮が低い群でのみ、サポートを求めることも、十分に得ることもできておらず、職場の希薄化や孤独感を強く感じていることも確認できた。【図表10】

職場の人間関係構築・必要なサポートの獲得に役立つのは「上司との定期的な面談」「定期異動・ローテーション」「集合研修・ワークショップ」

この結果に加え、導入割合がそれほど高くはないものの役立ち度が高いものとしては、「社員同士での飲食の金銭的補助」「社員が集まる場所の設置」「社員による自主的な勉強会」「社内コミュニケーションツール」「業務以外の社内コミュニティ」「会社主催の懇親イベント」などが挙げられた。

最後にリクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所 所長の古野庸一氏のコメントも紹介したい。

そもそも人間関係はストレスのもとになります。そういう意味において、職場で適度な人間関係を保つことは一概に悪い話ではありません。しかし、健全な経営という観点では、職場で働いている人は、互いが互いに関心を持ち、ソーシャル・サポートを行ったほうが良いでしょう。

なぜなら、組織に対して貢献できていない人は、サポートが必要にも関わらず、サポートを頼めない傾向があり、ますます貢献できないということがあるからです。また、誰かに守られているという安心感があると、私たちは探索できるし、挑戦ができます。守られていないと思えば、無難な仕事に従事し、新しい価値を生み出す行為はできなくなります。

貢献できていなくても気軽にサポートが頼めるという観点。そして誰かに守られているという安心感から挑戦できるという観点。二つの観点から、ソーシャル・サポートは、健全な経営を行うには欠かせない要素であると考えられます

 

構成/ino

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