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発売直前!「iPhone 11 Pro Max」と「iPhone 11」を実機を使ってガチ評価

2019.09.19

iPhoneの弱点を克服したナイトモード、インカメラもやや広角に

 iPhoneのカメラは、比較的、水準が高かったものの、ここ最近ではファーウェイやサムスンなどのAndroid端末に押されていたのも事実だ。特に、暗所時の撮影性能がイマイチだったという声は多い。光量が少ない室内などで撮るとノイズが増え、画像のディテールが破たんしてしまう弱点があった。この課題を克服するために搭載されたのが、ナイトモードだ。

 ナイトモードは自動的に数秒間、複数枚の写真を撮り、それを合成することでノイズを大幅に削減する機能のこと。光量や手持ちか固定されているかなどの状況を総合的に判断し、秒数は自動的に決定される。一見すると、露光時間が長くなるだけのように思えるが、実はこの時間は「フュージョンタイム」と呼ばれるもの。その名が示すとおり、複数枚の写真を合成している。

複数枚の写真を合成し、暗い場所でのノイズを大幅に低減するナイトモード

 手持ちの場合、通常1秒程度、長くて3秒程度の時間で撮影が行われる。撮った写真は非常に明るく、光が少ない場所とは思えないクオリティに仕上がる。ライトを消し、真っ暗になった室内で固定したときは、30秒の時間が設定された。時間が長いだけあり、明かりがない状況だったにも関わらず、被写体をキッチリ捉えられている。あたかも部屋に明かりがついていたかのようだ。

暗所で撮った写真だが、ノイズが少なく、非常に明るい

真っ暗にした部屋で本体を固定すると、自動的にフュージョンタイムが伸びる仕掛け

 通常、複数枚の写真を合成して暗所での性能を上げるモードは、別建てになっていることが多いが、iPhone 11シリーズは、光量に応じて自動的にナイトモードが起動する。オフにすることもできるが、手持ちでもノイズが少なく、手ブレも非常に起こりにくいため、基本的にはそのままで撮影してしまっていい。被写体が動いているときなど、シチュエーションによって使い分けるようにしたい。

フュージョンタイムは、手動で変更することも可能だ

 カメラはアウトカメラだけでなく、インカメラもやや広角になっている。おもしろいのが、縦と横で自動的に画角を変えてくれる機能。横にすると映像の範囲が広がり、複数人でのセルフィーが撮りやすくなる。確かに、縦で撮るときに広角である必要はあまりなく、逆に横で撮るときは複数人が入ることが多い。用途に応じた画角が自動的に決まるというわけだ。カメラ自体のクオリティが向上しているため、インカメラでもスローモーション動画を撮ることも可能になった。

インカメラでも広角撮影が可能に。縦と横で、画角が自動で切り替わる

処理能力が大幅に上がり動画の編集もスムーズ、本体の質感も高い

 iPhone 11シリーズは、共通仕様としてチップセットに「A13 Bionic」を採用する。先代の「A12 Bionic」と比べ、CPU、GPU、ニューラルエンジンの処理能力は20%程度アップしているようだ。ベンチマークで測定した結果も、それを裏付ける。アップルのAシリーズは、高い性能が自慢のチップセットだが、それをさらに上回った格好だ。

AnTuTu Benchmarkのスコアは45万点オーバー

 この処理能力は、動画の編集にも生きてくる。標準のアプリには、多彩な編集モードが用意されており、あたかも写真を編集するかのように、動画の補正を気軽に行える。縦横の回転ができたり、フィルターをかけたりといったときの動作もスムーズ。PCでもスペックが低いとそれなりに時間がかかってしまいそうな作業だが、これをスムーズにできるのはA13 Bionicのパフォーマンスの高さゆえだろう。

動画の編集も、非常にスムーズだ

 デザインについて言及していなかったが、iPhone 11 Pro、11 Pro Maxは、背面のガラスの質感が変わっている。これまでは光沢感のあるガラスが採用されていたのに対し、2機種はすりガラスのような処理が施されており、光の当たり方によっては金属にも見える。サラッとしていて、触り心地もいい。コーニングと共同開発された、非常に強度の高いガラスが採用されているというため、あえてケースをつけずに使いたくなってくる。

 一方でiPhone 11は、透き通るようなガラスを継続して採用する。カラーバリエーションが変わり、イエローやグリーン、パープルは、ペールカラーと呼べる薄い色味になった。試用したのはグリーンだが、光源によっては水色に見えなくもない。淡い色合いはトレンドでもあり、カジュアルな雰囲気を醸し出している。

iPhone 11 Pro Maxはすりガラスのようなガラスを採用

iPhone 11は光沢感のある仕上げになっている

 ここまで見てきたように、iPhone 11シリーズはカメラの性能が大きく上り、処理能力も高くなった。さらに、iPhone 11は価格面で攻めているのも特徴だ。iPhone 11は昨年のiPhone XRより日本での価格が1万円ほど安くなっており、7万4800円からとなった。これだけの処理能力を備えたハイエンドモデルが7万円台というのは、破格と言っても過言ではない。多くの人の“必要十分”を、手に届きやすい価格で実現した端末と言えるだろう。

【石野's ジャッジメント】

iPhone 11 Pro Max
質感        ★★★★★
持ちやすさ     ★★★★
ディスプレイ性能  ★★★★★
UI         ★★★★★
撮影性能      ★★★★★
音楽性能      ★★★★★
連携&ネットワーク ★★★★★
生体認証      ★★★★
決済機能      ★★★★★
バッテリーもち   ★★★★★

iPhone 11
質感        ★★★★★
持ちやすさ     ★★★★
ディスプレイ性能  ★★★★
UI         ★★★★★
撮影性能      ★★★★★
音楽性能      ★★★★★
連携&ネットワーク ★★★★★
生体認証      ★★★★
決済機能      ★★★★★
バッテリーもち   ★★★★★

*採点は各項目5点満点で判定

取材・文/石野純也

慶應義塾大学卒業後、宝島社に入社。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして幅広い媒体で活躍。『ケータイチルドレン』(ソフトバンク新書)、『1時間でわかるらくらくホン』(毎日新聞社)など著書多数。

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