
10月に迫る消費増税。これまで以上の支出増が見込まれる中、本業以外に収入源を確保すべく、副業に関心を持ち始めたという人も少なくないだろう。
そこで今回、物置きのシェアリングサービス「モノオク」を運営するモノオク株式会社による「モノオク」のスペースホスト164名を対象にした「副業」に関する実態調査の結果が発表されたので、紹介していきたい。
実施している副業ランキング1位は「フリマアプリ」
まず本調査対象者全員に副収入を得るために実施したことがある副業を尋ねる調査が行われたところ、最も多かったのは「フリマアプリ」(59.3%)で、次いで「株・FX・仮想通貨」(46.1%)、「スペースシェア」(41.3%)が実施経験者の多い副業となった。
さらに、副業を行う理由を尋ねる調査が行われると、回答者の88.6%が「収入を増やしたいから」を選択し、以降「時間を有効活用したいから」(50.3%)、「スキルや経験の幅を広げたいから」(24.0%)と続いた。
回答者の8割以上が「収入を増やすため」に副業を実施しており、節約して支出を抑えるだけではなく、個々の行動で収入を増やそうという意識が広がっていることが見て取れる。
副収入の平均額、半数以上が月額10,000円以上稼いでいる!
それでは、副業でどのくらいの収入を得ることができているのだろうか?
毎月の副収入の平均額は「月5,000円未満」が31.7%で最も多く、続いて「月10,000~30,000円」(24.0%)、「月5,000円~10,000円」(16.8%)という結果となった。
「月30,000円~50,000円」「月100,000円以上」という回答もそれぞれ約10%あり、半数以上が月額10,000円以上の副収入を得ていることがわかった。
さらに、副収入の使い道を尋ねる調査が行われたところ、「日々の生活費として使う」が41.7%で最も多く、次いで「貯金する」(23.8%)という結果になった。
副収入を日々の生活費に当てたり貯金したりしている人が大半で、娯楽や自己投資等に使っている人は少数派であることが明らかに。多くの人が毎日の暮らしや将来に「お金の心配」を抱いているのかもしれない。
副業を行う上で重要視されることは「空き時間でできること」
副収入を得る上で重要視していることを尋ねる調査が行われたところ、回答者の73.2%が「空き時間でできるものを行う」を選択し、以降、「本業に支障の出ないものを行う」(56.5%)、「コストをかけずにできることを行う」(49.4%)との順番で続いた。
高収入が期待できるものよりも、時間とコストがかからないもの、リスクの低いものが重視されており、手間をかけずにコツコツと確実に報酬を得られる副業が人気であるようだ。
最後に、今後も副業を続けたいかを尋ねる調査が行われると、98.0%が「続けたい」と回答し、「多少だが⽣活が豊かになり、気持ちが明るくなったから」「収入を本業⼀本だけにしないことで心の余裕が生まれたから」「少額でも収入に繋がった瞬間が嬉しいから」「本業と違うことをやることで知見が広がったから」といった声が寄せられた。
働き方改革の⼀環で副業・兼業が促進され大手企業が続々と副業解禁を発表するなど、「副業」に対する関心が年々高まっているが、本業と並行して本格的なサイドビジネスに取り組むというよりも、コストをかけず空き時間を活用してコツコツと収入を得ることができる副業が⼀般に普及していることがわかった。
また、大半の人の副収入の使い道が「生活費」や貯金」であることから、毎日の暮らしや将来に「お金の⼼配」があることが推測できる。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2019年7月26日〜7月31日
調査対象地域:全国
対象者:モノオクホスト164名(男性:118名・女性:46名)
出典元:モノオク株式会社
構成/こじへい
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