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経営統合を協議中のココカラファインとマツモトキヨシHD、ドラッグストア業界の今後を占う

2019.09.21

『ドラッグストア』大手は、売り上げ5,000億円~8,000億円程度の規模にあり、傑出した企業がない構図が続いてきた。

こうしたなか、マツモトキヨシホールディングス(HD)とスギHDが競合の末、ココカラファインとマツモトキヨシHDが経営統合の協議開始を発表し、成功すれば初めて売上高が約1兆円規模の『ドラッグストア』企業が誕生する方向となった。これを契機として再編が次のステップへ進んでいくか注目されている。

そんな中、三井住友DSアセットマネジメントが「ドラッグストア再編」についての気になるマーケットレポートを公開したので紹介しよう。

【ポイント1】ココカラファインを巡って統合協議

『ドラッグストア』の売上高は2018年度に7兆円を突破しコンビニに迫る規模になってきたが、ここにきて頭打ち感が出ている。

背景には深刻な薬剤師の不足や都市部などで魅力的な新店予定地が限られてきたこと、訪日外国人消費の伸びにも一巡感が出始めてきたことなどがある。

こうしたなか、『ドラッグストア』大手のココカラファインに対して、4月にマツモトキヨシHDが提携交渉の協議を開始していたが、これに対してスギHDが6月に入り、経営統合について両者での協議開始を発表した。

【ポイント2】統合が成功すればトップ企業が誕生

ココカラファインは統合に向けて、客観的に検討するため第三者の特別委員会を設置したが、8月7日、特別委は全員一致でマツモトキヨシHDの提案を支持する答申をココカラファイン取締役会に提出した。

マツモトキヨシHDのプライベートブランドや化粧品での強さなどが評価されたとみられる。

これを受けてココカラファインとマツモトキヨシHDは8月22日、経営統合を目指した協議に入ったことに関して都内で記者会見を開いた。

『ドラッグストア』はこれまで大手が規模で拮抗する状態が続いてきた。今回統合が成功すれば、新会社は一歩抜け出し、初めて売上高が約1兆円規模となり、店舗数は約3,000店となる。

【今後の展開】『ドラッグストア』再編は次のステップへ

『ドラッグストア』業界の状況を確認すると、イオンは『ドラッグストア』に注力しており、ツルハHDはイオンの出資企業、ウエルシアHDはイオンの子会社。

『ドラッグストア』大手はサンドラッグ、コスモス薬品、スギHDなどとイオン系、統合新会社という構図になる。

今回の件を契機に統合新会社やイオングループに対抗するため、規模の拡大と得意分野の強化などを目指した再編は次のステップに進む可能性が強まり、注目される。

※個別銘柄に言及しているが、当該銘柄を推奨するものではない。

関連情報:https://www.smd-am.co.jp/

構成/DIME編集部

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