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人生100年時代において何歳から「シニア世代」になっていくのか?

2019.09.21

リサーチ・アンド・ディベロプメントは、シニアのリアルな姿を知ることを目的に、自然な会話を聞く企画「iDOBATA KAIGI」を毎月実施している。

一度限りのグループインタビューではなく、同じ参加者を集めて継続的に実施しているため、コミュニティが構築され、日常を切りとったような何気ない会話が可能になり、参加者のホンネを引き出すことができているという。

この「iDOBATA KAIGI」は累計100回目を迎えた。今回は100回分の会話を振返って見えてきた『3つのキーワード』を紹介しよう。

シニア女性のコミュニティで見えてきた3つのキーワード

キーワード1 自分たちはシニアじゃない

iDOBATA KAIGIの参加メンバーの会話では、より高齢の80代の方や親世代のことを「シニアの人は・・・」と表現することが頻繁にある。

本音では、本人はシニアとしての自覚がないことの表れであるようだ。また、女子力も高く、スイーツや化粧品など世の中の流行をキャッチしており、意識や行動では50代とそれほど変わりはない。

キーワード2 「健康」とは“老い”と向き合い現状を維持すること

シニアの健康意識は高いものの、若い世代の考える健康とは少しニュアンスに違いがある。「昨日出来たことが今日は何だかんだ調子が悪い」、「年々鈍くなってきた」、「医者に相談してもどこも悪くない」など、シニアにとっては、 “老い”と向きあい、「現状を維持」することが「健康」であるという印象がある。そのため、今の状態を保ちつつ、今よりどう生き生きと明るく生活できるかが重要になっている。

キーワード3 夫とは近づき過ぎず、遠ざけ過ぎず

「孫が一番」というシニアがいる一方で、「孫は3日で疲れる」、「孫との付き合いは交際費」などとドライなシニアもいる。都会のシニアの特徴でもあるかもしれないが、「お隣との付き合いはありません」、「夫と一緒にいるのは朝と夕食だけ」といったようにマンションの隣近所や夫婦の関係においても程よい距離感を保っている。

薄情ということでも、広く浅くということでもなく、一人に深入りすることのない、ストレスのない人間関係を維持しているようだ。

「シニア扱い」「“若くあれ”の押しつけ」を拒むシニアたち

「人生100年時代構想」は、もしかすると超高齢社会を乗り越えるための都合のよい国の施策かもしれない。しかし、それに対し苛立とうと、私たちが長生きするという事実は変わらない。

これからは「長生きを覚悟する」時代だ。「いつからシニア」という定義自体も、今後の社会ではナンセンス。定年に象徴される「年齢差別」をなくすことが必要になる。iDOBATA KAIGIのメンバーもシニアである以前に、女性なのだ。

シニアは老化を最も恐れているが、シニア向け商品の多くは老化に対する「恐怖心」を煽ったり、「無理な若さ」を押しつけたりすることによって、当事者のシニアに拒否反応を起こさせ、あえて避けられているところがあるのではないだろうか。

「人生100年時代」に大切なことは、世代間格差なく、全ての世代がアクティブな生活を送ることのできる社会を実現すること。様々な人たちが、それぞれにとってのアクティブな生活をする社会が「人生100年時代」の希望につながっていくのではないだろうか。

構成/ino

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