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「常に勉強し続ける覚悟が必要。先が見通せないなら自分のコンパスを磨け!」竹中平蔵氏が語る令和時代を生き抜く方法

2019.09.17

テクノロジーなどの影響で、経済、社会、そして政治までもが大きく影響を受け、いままでの常識が通用しなくなる時代の中で、何を頼りに生き抜くべきなのか? ビジネスパースンが誰もが心に抱えているそんな問いに、竹中平蔵氏は「バルコニーを駆け上がれ」「Compass over the map」という言葉を意識せよ、と指南する。

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人生100年時代は大局的な視点が求められる

 第四次産業革命といわれる歴史的大変革に直面し、健康寿命も長くなり、人生100年時代といわれる令和の日本。従来のように、約20年かけて勉強して一人前になり、40年くらい働くという人生設計では、間違いなく老後で先折れし、寂しく終活をするということになりかねない。

 構造改革の司令塔として活躍し、抵抗勢力から十字砲火を浴びながらもへこたれず、現在も世界のトップリーダーと交流する竹中平蔵氏。彼は、これだけ健康寿命が伸び、働く期間が長くなることを考えると、ときどき休んで教育を受け直し、さらに現場に戻るというプランに切り替えないといけないと考える。

「ひとつの会社で何十年も働き続けるのはありえないし、常に勉強をし続けないと生き残れない。そういう大前提を受け入れるってことが大事と思います。

 私はよく『バルコニーに駆け上がれ』と言うんです。目の前のことだけ見ていると、日本経済はそこそこうまく回っていて、目の前には仕事がある。それで一日が過ぎるけれど、世界はどんどん変わっている。それはバルコニーから見ていると、よくわかる。だから、バルコニーから、10年後の日本はどうなるのか、10年後のお前はどうなっているんだ、ということを見ましょう、と提案しています。そうするとね、100年の人生だと、ものすごく高いバルコニーに上がらないといけなくなるんです」

「バルコニーに駆け上がれ」という言葉は、ハーバード大学のケネディスクールでリーダーシップ論について教鞭を執ったロナルド・A・ハイフェッツ氏の著書『最難関のリーダーシップ――変革をやり遂げる意志とスキル』(英治出版、2017)に出てくるエピソードから引かれたもの。ごった返したダンスホールの中で踊っているとき、バンドも照明も良い雰囲気で陶酔できる時間かもしれないが、バルコニーに駆け上がり、ホール全体を上から眺めると、まったく違う景色が見える。人がごった返しているのは一部だけで、ほかはガラガラでシラケていたり、バンドの演奏なども実はいまひとつだったとか、そうしてダンスホール全体(自分の状況、社会、国際関係など)を俯瞰してみてから、もう一度フロアに戻って大勢を立て直せ、ということが説かれる。

「バルコニーに駆け上がれ」とは、いまの状況を甘受するのではなく、ときどき大きな視点から自分を見つめ直し、誤りを正したり、目標そのものを修正するなどの判断が必要ということだろう。まさに、大変革の時期だからこそ、求められる生活習慣のようなものだ。

「これからものすごくいろんな事が変わるだけでなく、実は、そこに長寿化が重なってくる。これはこれまで人類が経験したことのない事態です。だから、生き方がいままでとは違ったものを求められているんです」

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