
「インフルエンサー」は、SNSのフォロワー数が多い人ほど発信力・影響力があるのではないかと思われがちだ。しかし、事はそう単純ではない。
今回、インフルエンサーのデータ分析に特化したプラットフォームを運営する企業・REECHによる調査が行われたところ、同程度のフォロワー数であっても、そのPR効果は最大50倍以上も乖離があることが判明した。
フォロワー数3,000人以上のインフルエンサー300人を対象に調査が実施される
今回、フォロワー数3,000人以上のインフルエンサー300人のインサイト情報を元に、PR効果にどの程度の個人差があるのかを検証・調査が行われた。
その結果、同程度のフォロワー数であっても、そのPR効果は最大50倍以上も乖離があることが判明。つまり、どのインフルエンサーを起用するかで、効果に雲泥の差が生じるということになる。
今回の調査で、PR効果の乖離が最も大きかった2名のインフルエンサーの比較は下記の通り。
■調査内容(PR効果について最も乖離が大きい2名のインフルエンサーの比較)
効果の高いインフルエンサーの特徴とは?
また、効果が高いインフルエンサーと低いインフルエンサーの定性的な比較が行われた結果、それぞれ以下のような特徴が見受けられた。
■効果の高いインフルエンサーの特徴
・「可愛い」「カッコいい」だけではなく、フォロワーから共感を得られる価値のある情報発信を継続的に行っている
・日常生活のライトな投稿だけでなく、フォロワーを意識した情報の提供(商品レビューやコンテンツ生成)を行なっている
・コンテンツ内容にエッジが効いており特徴がある
・普段から情報発信を行なっているため、レビューに慣れておりPR投稿でもきちんと丁寧にレビューを行なっている
■効果の低いインフルエンサーの特徴
・「可愛い」「カッコいい」だけで、容姿・ビジュアル以外の情報発信が行われていない
・容姿・ビジュアルに頼りきった日常生活のライトな投稿のみでコンテンツが形成されている
・PR投稿では、レビュー不足、写真アングルの考察不足であることが多く、テキスト・投稿写真ともにPR商材を生かしきれていない形になっている場合が多い
・写真の加工・修正が多い
出典元:株式会社REECH
https://reech.co.jp/corporate/
構成/こじへい
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