
結婚すると、否応なくセットで付いてくる「向こうのご家族」。良好な関係が築けていれば何ら問題ない。
しかし、姑さんとソリが合わなかったりすると、帰省の度に憂鬱になるものだ。実際問題、長期休暇期間になるとSNS上では「♯帰省ブルー」というハッシュタグの付いた投稿が溢れ、大きな話題を呼んでいる。
そんな「帰省」についてのアンケート調査が今回、ゼネラルリサーチ株式会社により、“義理の実家に帰省する妻”と“帰省してくる嫁を待つ姑”1080名を対象に行われたので、紹介していきたい。
義理の実家に帰省する嫁について
まずは、義理の実家に帰省する妻を対象に、「義理の実家に帰省することについて当てはまるもの」を選択してもらうアンケート調査が行われたところ、「休んだ気がしない」(25.2%)という意見が最も多く、以降、「気が進まない」(23.0%)、「楽しみ」(22.6%)、「ストレスが溜まる」(13.7%)、「楽ができる」(11.1%)と続く。
3割近くの人がポジティブな意見を挙げている一方で、約7割の人はネガティブな意見を挙げる結果となった。義理の実家に帰省することに対してネガティブな思いを感じている人は、過去に一体何があったのだろうか。
「気が進まない」、「休んだ気がしない」、「ストレスが溜まる」といったマイナスイメージを抱いている人から寄せられた具体的なエピソードは以下の通り。
・食事作りを手伝ったりするが勝手が分からずとても疲れる。(東京都/30代/女性)
・娘を連れて帰るので楽しみにしてくれるのは分かるが、駄菓子などあれこれと与える。食べさせたくないので断りたいのに、義母の手前言えない。(福岡県/40代/女性)
・旦那は羽を伸ばして寝ているが、気を使って義両親と話すことにストレスを感じる。(福井県/20代/女性)
・義実家が遠い。行くだけでも疲れる。(兵庫県/30代/女性)
義理の実家での夫の対応について
義理の実家は何かと気をつかい、疲れるという意見が多い中、夫に助けを求めたいと思った方は多いのではないだろうか。
そこで、「義理の実家について夫に対応してほしいと思ったことはあるか」という質問が投げかけられたところ、7割近くの人が「はい」(66.4%)と回答したが、それでも対応しれない夫は全体の4割近くという結果に。
帰省してくる嫁を待つ姑について
ここまでは、“義理の実家に帰省する妻”の意見を紹介してきたが、ここからは“帰省してくる嫁を待つ姑”の意見をみていこう。
まず、「義理の嫁が帰省してくることに対して当てはまること」を尋ねる調査が行われたところ、「ゆっくりしてほしい」(30.7%)といった意見が最も多く、次いで「ごちそうを作ってもてなしたい」(24.8%)、「楽しみ」(23.6%)といったプラスのイメージの意見が目立つ結果となった。
しかし、中には「正直息子と孫だけでよい」(10.5%)といった意見や、「家事をしてくれるから楽」(4.1%)といった意見も少なからず挙がっている。
姑の嫁時代と“帰省ブルー”という言葉を聞いて
とはいえ、“帰省してくる嫁を待つ姑”も、“義理の実家に帰省する妻”だった頃があった。
そこで、「義理の実家に帰省していた当時、どのような心境だったか?」という質問が投げかけられたところ、「楽しみ」(26.3%)というポジティブな意見が最も多い結果となったが、一方で「休んだ気がしない」(24.0%)、「ストレスが溜まる」(20.0%)、「気が進まない」(14.5%)といったネガティブな意見も6割近くを占めた。
また、「嫁が義理の実家に帰ることが憂鬱な状態を「帰省ブルー」ともいうが、それに対して感じること」を尋ねる調査が行われたところ、「理解できる」といった内容の意見が半分、厳しい意見が半分といった結果になった。
・気を使うので確かにブルー。よくわかる。(埼玉県/50代/女性)
・当然のことだと思います。帰省を強制や義務化しないで、いいと思います。(香川県/50代/女性)
・情けない考えだと思います。(山口県/70代/女性)
・普段から連絡してないからだと思う。(兵庫県/70代/女性)
【調査概要 :「帰省」に関するアンケート調査
■調査期間 :2019年8月21日(水)~ 2019年8月23日(金)
■調査方法 :インターネット調査
■調査人数 :1,080人
■調査対象 :義理の実家に帰省する妻/帰省してくる嫁を待つ姑
■調査主体 :ゼネラルリサーチ
出典元:ゼネラルリサーチ株式会社
構成/こじへい
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