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永遠のライバル、サッポロとキリンがコラボ!?北海道生まれのホップ「ソラチエース」でコラボイベント開催

2019.09.10

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

「想いを共有すれば競合他社ではなく同じチームになれる」

 独特の風味や味わいから、長らく日の目を見なかった北海道生まれのホップ「ソラチエース」。35年の月日を経て今では世界から注目されるホップとなったストーリーは、サッポロ「SORACHI1984」で紹介した。

 品種登録した9月5日はソラチエースの誕生日として期間限定(~9月16日)で、Bier Keller Tokyo(ビヤケラー東京)新橋店と“BEER TO GO” by SPRING VALLEY BREWERY(以下BTG)の2店舗にて、ビールとのフードペアリングが楽しめる「ソラチエース誕生祭~こちらでソラチ、そちらでもソラチ~」を開催。長年ライバル会社としてしのぎを削ってきたサッポロとキリンの初コラボイベントとして、発表会には多くのプレスが詰めかけた。

 今年2月にキリンが輸入販売している米国のクラフトビールメーカー「ブルックリン・ブルワリー」の「ブルックリン ソラチエース」が全国展開を開始、同年4月にはソラチエースホップ100%を使ったサッポロ「SORACHI1984」の発売と、誕生から35年を迎えた2019年に奇しくも2社からソラチエースホップを使ったビールが発売された。

 これがきっかけとなり、ライバル同士が結束しより大きな敵に立ち向かう“共闘”ともいえるコラボが実現。埋もれていた日本のホップが世界で認められ、35年の時を経て日が本でも本格デビューしたソラチエースのストーリー性も加わり、まさに少年マンガ風の胸熱な展開。公式Twitterでも互いにリツイートし合うなど、普段ならあり得ない状況は大きな反響を呼んでいる。

 コラボのきっかけとなったのは今年5月に行われたソラチエースイベントで同席した、サッポロビール Innovative Brewer ブランド ブリューイングデザイナーの新井健司さんと、ブルックリンブルワリー・ジャパン ブランドアンバサダーの尹惠楨(ゆん へじゅん)さんが意気投合したことだった。

「国内のビールの総需要が毎年約2%ずつ下がり続けている現状があり、新商品だけでなく違うアプローチでビールのおいしさ、楽しさを提案できないかということを各メーカーが課題として持っていた。弊社のクラフト事業『イノベーティブ ブリュワー』と、キリンさんの『スプリングバレーブルワリー』は共に個性的な市場を開拓していることから以前から担当者ベースの話はあったが、コラボ実現には至らなかった。そんな折、日本生まれのソラチエースを使った商品が同じ年に出るとわかり、絶好のタイミングと判断。イベントで尹さんと話した内容を部内でしたところ、ソラチエースをキーにして2社が組むのも面白いのではないかという機運が高まった。35年も受け入れられないまま、それでも捨てられず、いろいろな人の手で繋がってきたソラチエースが、今まではコラボなど考えられなかった2社を結びつけたのは、偶然ではなく必然だったのではないかと思う」(新井さん)

「サッポロさんもキリンも100年以上の歴史がある企業で保守的なのではないかと思っていたが、企画を相談するとオープンマインドで、面白いからやってみればという声が多かった。ビール市場を楽しくしたいという想いはサッポロさんもキリンも同じであり、競合他社ではなく同じチームになれるんだということを今回のイベントで実感した」(尹さん)

 新井さんと尹さんはエールの交換を行い、ソラチエースを使ったお互いのビールについてこう評した。

「アメリカに出張の際にブルックリン・ブルワリーを訪ねたこともある。7%という高いアルコール度数だが味がよくまとまっているので単独で楽しんでもおいしいし、料理との相性もとても良い。7%だが7%らしからぬ飲みやすさ、飲みごたえがある」(新井さん)

「SORACHI1984はアルコール度数も低く飲みやすいので1杯目として楽しみたい。暑い時期に飲んだときは、SORACHI1984の方がおいしく感じたほど(笑)。秋冬にゆっくり飲むなら、無濾過で飲みごたえもあるブルックリン ソラチエースをおすすめしたい」(尹さん)

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