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“スマートなテクノロジー”って何?レノボが「IFA2019」で出したひとつの答え

2019.09.06

 レノボは9月5日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで開催中の家電見本市「IFA 2019」で、新製品の発表会を行なった。今回の発表のテーマは「Smarter Technology for All」。スペック重視や見た目の奇抜さではなく、最先端のテクノロジーをいかに意識させずに、すべての人に使いやすく提供するという思いが垣間見れた発表となった。これは今年のIFA全体でも大きなテーマの一つとなりそうだ。

 今回発表したのはコンシューマ向けのPCから企業向け、タブレットなどかなりの数になるが、それぞれスマートに進化したポイントに絞って紹介していく。

スマホの使いやすさとPCの生産性を融合したYOGAシリーズ

 コンシューマ向けに発表されたのが最新ノートPC「YOGA C940」をはじめとしたYOGAシリーズ4機種。「YOGA C940」「YOGA S740」「YOGA C740」「YOGA C640」で、いずれもIntelの第10世代Coreプロセッサを搭載。メタルのボディーにベゼルレスなディスプレイを備え、高級感のあるデザインとなっている。

ココがスマート! スマートフォンの「賢さ」をPCにも

 今回のYOGAシリーズではPCにスマートフォンの「賢さ」を取り入れているのがおもしろい。「YOGA C940」ではスリープ中でもメールやメッセージの受信を通知できる『モダンスタンバイ』に対応。また、動画視聴中にPCの前から離れると自動で再生を停止、戻ると再開する機能、ビデオ通話中に人物以外の背景をぼかすことで、自宅からのWEB会議に参加した際に見られたくないものや子どもが不意に現れることを防げる機能を搭載した。

 さらに、AIがPCの使用状況をリアルタイムで分析し、クロックやファンをその都度最適化することでバッテリー寿命を15〜20%延長させる「Q-Control」にも対応する。

 PCでありながらAmazon Alexaにも対応、一部音声で操作することも可能になった。自宅の机に置きっぱなしのPCはありませんか? 今後はそんなPCがスマートスピーカー代わりにも使えるようになるわけです。

最強の定番モデルから次世代へ、新ブランド「ThinkBook」が登場

 ビジネス向けノートPCとして発表したのが「ThinkBook」シリーズの2モデル。レノボといえば「ThinkPad」だが、「ThinkBook」は中小企業向けの低価格でコストパフォーマンスに優れたモデルだ。

ココがスマート! ミレニアルズやZ世代向けのデザイン

「ThinkPad」は1992年の登場以来、第一線で活躍するビジネスマンにとって欠かせない究極のビジネスツールとして不動の地位を築いてきた。しかし、ミレニアル世代やZ世代と呼ばれる若い世代が好むデザインかといわれると、スタバのMac人口を見てもやや疑問が残る。昨今、デザインはPC選びの重要なファクターであり、PCのデザインは仕事のモチベーションにもつながると言われる。

 そこで今回レノボは若い世代にターゲットに、この新たなThinkシリーズを投入してきた。厳密にはテクノロジーの文脈ではないが、強いブランドがあるからこそ、なかなか新しいチャレンジができにくくなるのはよくある話。その中でこれからの消費の中心を担う層にしぼり、必要な機能を低価格で提供するというのも“スマート”の一つのかたち。ミニマリズムやシンプルな生活を志向する世代だからこそ、メタルの無機質なデザインは受けそうだ。

タブレットは脱“板”で、スマートライフハブに進化する

 タブレット製品としては、新たに2つのモデルが登場。Androidを採用し、Googleアシスタントとも連携した「Lenovo Yoga Smart Tab 10」と「Lenovo Smart Tab M8」。

 10インチの「Yoga」は、ヒンジ部分にキックスタンドを搭載、M8はクレードルが付属するのが特徴だ。

ココがスマート! デザインの中に意味がある

 まず、「Lenovo Yoga Smart Tab 10」は、ヒンジとスタンド部分に注目。ヒンジ部にはJBLによる2W×2WのデュアルHi-Fiスピーカーを搭載、Dolby Atomosによるサラウンド再生が可能となった。3つの指向性マイクも備えており、スタンドを繰り出した状態でGoogleアシスタントの利用できるスマートディスプレイに早変わり。デザイン面と機能の組み込み方のバランスが秀逸。

 このスタンドは180度回転するため、壁面などにぶら下げて使うこともでき、壁掛けスマートディスプレイとしても使える。IP52相当の防塵・防滴性能もあるため、キッチンなどでも利用も便利。欧州での発売は9月で、価格は299ユーロからというのは個人的には魅力的に感じた。

 続いて、「Lenovo Smart Tab M8」は、単体で使うとタブレット、付属のクレードルに設置するとスマートディスプレイとして使える製品。その際、Googleアシスタント専用画面になるため、音声での対話と内容の確認がしやすいのが特徴だ。

 皆さんの生活を振り返ってみて、タブレットの置き場に困ったことありませんか? 机やソファに投げ出しておいたり、雑誌や新聞の下敷きになって必要な時に見つからなかったり…。クレードルという置き場を用意してあげることでもっとタブレットをフル活用できるのではという提案は理にかなっているように思えます。欧州での発売は10月、価格は149ユーロ。

 テクノロジーが進化し続ける中で、AIとかブロックチェーンとか5Gとか、頭ではわかってもどこかジブンゴトとして捉えられなかったり、その恩恵を得られている感じがしないこともあるのではないだろうか。今回の発表を見ていると、メーカーもその辺に大きな課題を感じていること、テクノロジーを実生活の中にどうアジャストしていくかということへの試行錯誤が見て取れた。PCは形も大きく変わらないし、見た目の進化はわかりにくいかもしれないが、ユーザーに気づかせないくらい自然なかたちで着実に進化している。「Smarter Technology for All」というのは実はとても難題で、挑みがいのあるスローガンに思えた。

取材・文/shuhei kawanabe(編集部)

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