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日本の銀行はダサい?「フィンサム2019」で注目されたこれからの銀行のあるべき姿

2019.09.05

 9月3~6日に日本経済新聞社と金融庁によって開催された「FIN/SUMフィンサム2019」は、フィンテック(金融×テクノロジー)の活用をテーマにした国際イベントだ。金融関係閣僚からスタートアップ企業の社長までフィンテックに携わるあらゆる分野の人が内外問わず登壇する。

 2日目となる9月4日は黒田東彦日銀総裁や全国銀行協会会長で三井住友銀行頭取CEOの高島誠氏が冒頭で登壇。

 黒田総裁は「スタートアップであるフィンテック企業には十分な資金がなく、提供サービスでの顧客資金需要にどう対応するかが課題。また金融機関とフィンテック企業とが連携すると新たな成長機会が確保できる」と述べた。

 高島氏は、「フィンテック for SDGs」という考え方を持ち、金融目線で日本国内が抱える課題解決に取り組むことを提案した。

 具体的には地方経済の活性化や長寿社会における金融サービスの提供、現金の流通コストを下げるキャッシュレス化への推進などである。

 午前のロングセッションでは「Future of Banking」と題したパネルディスカッションが行なわれた。

メガバンクは100年後生き残られるのか?

 登壇者は向かって左から以下5人。

・岩田 太地 NEC デジタルインテグレーション本部 ディレクター
・村井 英樹 衆議院議員
・テリエ チョス BanqSoft AS CEO
・山内 奏人 ワンフィナンシャル CEO, Founder
・スティーブ モナハン FinMirai General Partner
※肩書は登壇当時のもの

 まずは100年後の金融サービスについて。とりわけメガバンクは100年後生き残り続けられるのか。村井氏の意見はこうだ。

「金融のポテンシャルを活かせる可能性は充分ある。それにはメガバンクが自らビジネスモデルを変えていく必要がある。」

 店舗の廃止や転換、行員のリストラなど暗いニュース報道が目立つメガバンク。一方でメガバンクしか持てない以下の3つの長所を活かせればメガバンクは生き残り続けられるという。

1.情報量

給与振り込みはほぼ100%銀行口座に入るし、住宅ローンなどでお金を借りる場合は給与振り込み銀行から借りるのが一般的なので、お金の動きの情報が大量にある。また個人法人問わず「信用情報」を独占している。

2.信用力

日本という国の金融の中心に立つメガバンクとしての信用力は世間一般的に高い。三菱、三井、住友といった名前も重要な信用力の要素。

3.人材

新卒の就職ランキングでは上位を独占し、人材の宝庫である。

 信用力と人材を武器に大量にある情報から適切なデータ分析を施し、異業種と協業することができれば、新たなビジネスモデルを創出できる。また新たなビジネスモデルを創出し続ければ、100年後もメガバンクは存在し続けるであろう。

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