最後に、各食事法・食スタイル実践者はどのような効果を感じているのか(図表4)、そして全調査対象者に、今後取り入れてみたい食事法・食スタイルを聞いてみた(図表5)。
図表4
図表5
「健康維持」については総じてどの食事法・食スタイル実践者も効果を感じている様子で、いずれも4割以上が効果を感じていると回答。トップ3は「精製食材は食べない」「菜食」「ローフード」。何らかの「体の症状の改善」についても、いずれの実践者も3~4割が効果を感じており、中でも最も実感者が多いのは「菜食」だった。
一方、「ダイエット」効果実感にはばらつきがあり、トップの「断食・少食」実践者の7割に続き、「ローカーボ」は5割の人に効果が感じていた。「グルテンフリー」「精製食材は食べない」も4割超がダイエット効果を感じており、やはり炭水化物の摂取に気をつけることはダイエットに直結しているようだ。
また、「ローフード」は、スコアは2割程度と高くはないものの「若返り・美容」「睡眠の質」「仕事や日常生活のパフォーマンス」「スポーツのパフォーマンス」で効果実感が6つの食事法・食スタイルの中で最も高いことも目を引く。海外のトップアスリートやモデル、女優にも実践者がいるローフード、今後の広がりが気になる。
今はやっていないが、今後取り入れてみたい食事法・食スタイルについては(図表5)、最も選択率が高かったのは「ローカーボ食」で全回答者の約1割。次いで「精製食材は食べない」「断食・少食」がいずれも7.2%という結果に。「ローフード」「菜食」は3%前後にとどまり、今のところ一般生活者にとっては縁遠い存在のようだ。
調査地域:日本全国
対象者条件:20~69 歳の男女
標本抽出方法:弊社「キューモニター」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代構成比を、2015年度実施国勢調査データをベースにウェイトバック
標本サイズ:n= 3,627
調査実施時期: 2019年6月6日(木)~2019年6月10日(月)
構成/ino