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リクルート出身のスナックのママに聞く40代でリストラされたら最初にすべきこと

2019.09.08

大手企業のリストラ報道が相次ぐ。40代になって突然リストラされてしまったらどうすれば良いのか。リクルート出身「スナックひきだし」ママの木下 紫乃さんに聞いた!

40代からの転職は変化に柔軟に対応し、思い込みを捨てることが重要

――NECなど大企業でもリストラが相次いでいます。40代でリストラされたらまずは何をすれば良いんでしょうか?

第一段階として、まず自分を知ることが大事です。具体的には(1)自分は何ができる人間なのか、(2)何が好きなのか、(3)何をすべきなのか(つまり社会が何を求めているか)を知ることです。

(1)を知るためには、まず職務経歴書を書いてみましょう。やってきたことを書くだけでなく、できるようになったことを書いてみることが大事です。例えば、経理でも大企業で求められる経理と中小企業で求められる経理ではやっていることは違います。重要なのはどんな規模のどんな会社でどんなスピード感でどんなレベルを求められる仕事をしてきて、何ができるようになったのか、です。

(2)は、例えば、皆と一緒に仕事するのが楽しいか、1人でデータを作るのが楽しいかというような、自分の好きな仕事の仕方、内容のことです。40代というと約20年は働いているはずです。その中で自分が楽しいと感じた瞬間を洗い出すのです。

(3)は、今、世の中で人手不足だったり、あるいは伸びそうな業界や業種を、本や新聞を読んだり人に聞いたりして情報収集することです。

同時に信頼できる人に、自分の良いところ、考え方や行動のクセを客観的に評価してもらうのもいいですね。自分のクセを知らずに再就職するとミスマッチが起きる可能性があります。40代からの転職は自分に合った会社を探さないと長く続けられません。

――精神的な支えも必要ですね?

配偶者が転職活動のパートナーになってくれることが理想的ですが、ならないときもあります。そういった場合は信頼できる友人・知人に相談にのってもらうことです。一番いけないのは1人で抱え込むことです。

――自分の市場価値を知るにはどうしたら良いんでしょうか?

全く同じ業種で同じ職種なら判断基準になりますが、市場価値なんてものはあってないようなものかもしれません。

年収に関しては、まず普通に暮らせる最低ラインを決めておくことが大事です。今より1円も年収を下げたくないとこだわる転職活動は、アタックできる会社も減りますし、失敗します。最初は少々下がっても、自分に合っていると思う会社なら「認めてもらえたら給料を上げてください」と宣言するくらいでいきましょう。

転職エージェントが出す適正年収は参考程度にすれば良いと思います。

私は、自分の強みや持ち味を生かせる仕事を選ぶのが良いと考えています。

職種を切り口にするだけではなく、緻密な作業が好きなのか、アイデア出すのが得意なのか、といった志向を切り口にするのも良いと思います。職種が同じでもやり方が全然違うケースがありますから。

働き方を切り口にすることも重要です。集中して短い時間で働く方がパフォーマンスを出せるのか、コツコツじっくり働く方がパフォーマンスを出せるのかなどです。20年近く働いてくれば自分の向き不向きはわかっているはずですよね。

40代の転職は、選考してもらうだけではなく自分に合った職場をこちらから選ぶ立場でもあると考えましょう。今、その会社がどういう状況にあるのか、会社の風土は、自分に期待されていることは何なのか、面接でしっかり聞いていくことが大事です。

40代で初めて転職する方は1~2社で決めないで、何社か当たるのも良いと思います。ただし、落ち続けると人格を否定されている気分になりますから気をつけましょう。

――リストラに備えてしておくべきことってありますか?

自分が世の中でどのくらい通用するか知る努力をすることです。副業が解禁されているなら副業をするのも良いでしょう。プロボノ(自分のスキルを生かしたボランティア)をするのも良いでしょう。時々、社外で武者修行をしてみることです。

また、すぐに転職の予定がなくても、時々職務経歴書を書いてみるのも良いでしょう。当社では、魅力的な職務経歴書の書き方のコーチングも行っています。

また、自分の会社は今、業界でどういう状態にあるか等、同業他社の動向にアンテナを立てておくことも大事です、

――40代からの転職を成功させている人はどういう人ですか?

年収、会社の規模、福利厚生などの会社の条件にこだわりすぎない人です。また、変化になじめる柔軟性がある人です。

思い込みを捨てることが重要です。

――最後に、40代へのメッセージをお願いします。

誰がリストラされてもおかしくない時代です。皆、自分は大丈夫だと思っていますが、誰もがリストラに準備しなければいけません。

一方で、人生100年時代。人々が今よりもっと長く働き続けることになる中、これからは誰しもが一生のうちに少なくとも1~2回は転職する時代になっていくでしょう。リストラされる前に自分が選べる状態で転職した方が良いですよね。

いつでも転職できるように、気持ちも、スキルもブラッシュアップして準備をしておきましょう。

もし煮詰まったら、昼スナックひきだしにきてください。

――ありがとうございました。

【取材協力】

木下 紫乃さん
1991年リクルート入社。転職数社の中で主なキャリアは研修設計、人材育成等。プライベートでは結婚、家出、離婚、再婚、また離婚…等紆余曲折。バツ2マル3。2016年、47歳でミドルシニアの“自分で選ぶ働き方”を支援する㈱ヒキダシを設立し企業研修や個人コーチングのかたわら、人をつなぐ「場」、木曜昼だけ開店する「昼スナックひきだし」紫乃ママとして、変化したい人の背中を押し続ける日々。https://www.hikidashi.co.jp/

取材・文/稲垣有紀

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