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鍋で温めるだけで人気店の具だくさん麺完成!キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズの再現力に驚いた

2019.09.10

■阿部純子のトレンド探検隊

なべで温めるだけで具だくさんのうどんやラーメンができあがるキンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズに、2019年秋冬の新商品3アイテムがラインナップされた。「お水がいらない」シリーズ全体では、2018年度は2100万食と前年比約115%で好調に推移。調理が簡単かつ300円程度の価格で本格的な味わいを楽しめると、多くの世代から支持を得ている。

 

「お水がいらない 横浜家系ラーメン」

横浜のご当地ラーメン「横浜家系」を商品化。監修を手掛けた大崎裕史さんは、広告代理店勤務のころからラーメン評論家として活動し活動歴は22年。日本一ラーメンを食べている人物として知られ、2019年7月段階で2万5500食突破(カップ麺、袋麺、冷凍麺除く)。2005年にはラーメンデータバンクを設立、今年で11年目となるラーメンショーの立上げにも関わった。審査員、ラーメンの商品監修も多数手がけている(下記画像右)。

 横浜家系ラーメンとは、1974年に誕生した横浜の吉村家が元祖。のれん分けで関東だけでも400~500店、全国だと1000店ほどあると言われる。吉村家、壱六家、本牧家など「家」がつく店名が多く、90年代後半にインターネットが普及してからラーメンマニアによって「家系」と呼ばれ世間に浸透するようになった。

 豚骨醤油のスープに太めでやや短めのストレート麺が特徴。香味に鶏油(チーユ)を使い、豚骨なのに鶏の油を使っているのが横浜家系ラーメンのユニークな点。具材はチャーシュー、ほうれん草が主で、注文時に麺の固さ、味の濃さ、油の量が選べる、カスタイマイズラーメンの先駆的存在。 

「マニアの間では醤油が濃いめの吉村家系、白っぽい豚骨スープとうずら卵のトッピングの壱六家系に分かれる。監修するにあたってはマニア以外の一般の方を含めて家系を理解していただくため、豚骨も醤油も効いた中庸のポジションで作った。

 最初の試作では豚骨寄りだったが、もう少し醤油を効かせるよう改良してもらい、2回目の試食ではチーユをもっと感じるようにとお願いした。キンレイは自社製麺とのことだが、家系ラーメンの麺は特定の製麺所が決まっており“どこの製麺所ですか?”と聞きたくなるほど、家系の麺に近い味だった。海苔、チャーシュー、ほうれん草の具材も特徴を良く捉えられていて、なおかつ高品質で作られている。お店の半額以下でお店と同等のラーメンが味わえるのはすごいことだと思う」(大崎さん)

「今回はチーユをポイントとして開発。豚骨スープとは別にチーユだけを入れるという専門店と同じ作り方をするのが、製造工程では難しいところだった。以前も六角家監修のラーメンを出し家系に関しては自信があったが、大崎さんの監修のもと、満足のできる味に仕上がった。以前の海苔は麺と一緒にのせていたがしんなりとしてしまうため、パリパリ感を出すため小袋で別添し、食べる直前に入れる形にした」(キンレイ 商品企画部 福田暢雄さん)

「お水がいらない 塩元帥 塩ラーメン」

大阪を中心に約30店舗展開している塩ラーメンの「塩元帥」監修。家族連れや女性など世代を問わず人気の店として知られる。店舗では化学調味料を使わずにさまざまなだしを使って塩スープを追求している塩元帥だが、開発者が何度も足を運んで店主の高橋博司さんに試食してもらったという。最初は麺もスープも具も全部だめだと言われたが、社内での試作を80回ほど行い、6回目の試食でようやくOKをもらえたとのこと。

「フレーバーとして難しい塩ラーメンだからこそチャレンジした。塩元帥は店舗で製麺、スープ、チャーシューの仕込みまで全部行っているが、鶏ガラスープを自社で抽出したり、香味野菜を増やしたり、お店が複雑な作業をしている中で核となるところを抑えて試作を重ねた。冷凍麺は細麺を苦手としているが、塩元帥の食感の良い麺に近付けるため、準強力粉に中力粉をブレンドした。

シンプルな具材だが、アクセントとなる焦がし玉ねぎは自社で炒めて香ばしく仕上げた。“○○だし”と表現できないほど、さまざまなだしを炊きだして合わせている。動物性のだしも入っているのでバランスを取るために、焦がし玉ねぎや柚果果皮で風味として使っている」(福田さん)

「オープン当初に訪れてそのおいしさに驚いた塩元帥だったが、店舗展開するとは思えないほどのこだわりを持っていた店主だったので、一気に店舗が広がったのには驚いた。創業者の高橋さんは頑固な店主なので、高橋さんがOKを出したのなら間違いはないだろうと思っていたが、予想を上回るおいしさだ。醤油ラーメンはもともとうまみのある醤油をうまく使いこなせばおいしいスープができるが、塩ラーメンの命はだし。そこをうまく出せたと思う。冷凍の細麺は崩れやすいので難しかったと思うが、この麺はもちもち感もありよくできていると思う。

 全国のご当地ラーメンでも塩は透明なスープの函館だけ。塩ラーメンと言えばそのイメージが強い。これが塩ラーメン?と驚かれるかもしれないが、塩元帥はだしに力を入れているのでこういう色合いになっている。動物系、魚介系、野菜とさまざまなだしの組み合わせでできあがった味わいを塩味で支えてうまみを引き出している」(大崎さん)

「お水がいらない 五目あんかけラーメン」

冷凍麺市場ではロングセラー商品のマルハニチロ「横浜あんかけラーメン」があるが、キンレイは2017年に同じくロングセラーのちゃんぽん市場に「長崎ちゃんぽん発祥の店 四海樓」で進出。市場が活性化しちゃんぽんが盛り上がった先例があったことから、今回も市場活性化を狙ってあんかけを出したという。

横浜中華街発展会協同組合が監修。具材は9種類で、中華料理特有の食感や色合いが良くなる油通しの技法を参考にした。油通しを工場で再現するのは難しかったそうだが、中華鍋に性質が似た巨大な鉄鍋を使い食感の良く仕上げた。

「あんかけは炒めがポイントだと思うが、炒めた感じが良く出ている。冷凍とは思えない“今、炒めてきたのかな?”というような香ばしさとおいしさがある」(大崎さん)

【AJの読み】塩元帥に注目!

 個人的にキンレイの「お水がいらないシリーズ」で最高傑作はちゃんぽんの「四海樓」だと思っているが、新商品では「塩元帥」がイチオシ。もともと塩ラーメンが好みなのだが、関西圏にしかない「塩元帥」のおいしさの一端を垣間見ることができる出来栄え。だしの味は一言では言い難い複雑な味だが、焦がし玉ねぎの風味で香ばしさが出て、動物だしの油ぽさを柚子の皮の香りでさっぱりと流してくれる。「四海樓」に続き「塩元帥」はリピ決定。

文/阿部 純子

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