
だんだん秋めいてきたものの、ムシムシした暑さがぶり返したり。なかなか一定しない天気が続くと、体調もくずしがちだ。そんなときおすすめなのが、管理栄養士が考案した緑茶アレンジドリンク。のどを潤すだけでなく栄養もとれるレシピを教えていただいた。合わせて緑茶のユニークな飲み方も紹介しよう。
管理栄養士のオリジナル緑茶レシピ3選
まずは管理栄養士の浅尾貴子さんによる緑茶レシピから。それぞれ伊藤園の緑茶飲料や、粉末タイプの緑茶を使用している。
浅尾さんによれば、この3つの緑茶レシピは、夏バテ対策レシピとして考案したという。
「夏バテの原因は、体温が上がることによる体温調節機能の低下や、胃腸など消化機能の低下、汗をかくことによるミネラル不足、さらには、そうめんだけの食事や、アイスやジュース類など甘いものが増えることによる糖質に偏った食事により、栄養バランスが崩れることなどがあるといわれます。
対策としては、栄養バランスの良い食事と共に、水分を十分にとることや、汗をかくと減ってしまうミネラルの補給、糖質の代謝を助けるビタミンB1補給の強化が大切です。また、冷房による冷えは貧血気味の方が起こしやすいため、鉄分とビタミンCをしっかりとることも良いでしょう」
まだ体調がイマイチ・・・という人は、残暑を乗り切るためにも、ぜひ取り入れてみよう。
●ビタミンB1の多い食材
緑茶、抹茶や粉茶、ココア、アボカドやオレンジ(オレンジジュース)、豆乳やきな粉など大豆製品
1.緑茶アボカド豆乳
ビタミンB1をはじめとした栄養素を多く含むアボカドに、ビタミンミネラル豊富なお茶、牛乳を合わせたドリンク。
【材料】(一人前)
お~いお茶 濃い茶 100cc
アボカド 1/2個分
レモン汁 小さじ2
牛乳 100cc(豆乳でも可)
はちみつ 小さじ2
【作り方】
小さめのボウルにアボカドを入れ、フォークでつぶす。はちみつ、緑茶を加えて混ぜ、牛乳を注ぐ。複数人分作る場合にはミキサーも便利。トッピングにはお~いお茶濃い茶さらさら抹茶入り緑茶小さじ1がおすすめ。
2.お茶バナナ豆乳
ビタミンB1を含む豆乳やバナナや練乳と、ビタミンミネラル豊富なお茶を合わせたドリンク。食欲がない日の朝食代わりにもおすすめ。
【材料】(一人前)
お~いお茶 濃い茶 さらさら抹茶入り緑茶 小さじ2
バナナ(熟したものが良い) 1/2本分
練乳 小さじ1~2杯分
豆乳 200cc(牛乳でも可)
【作り方】
小さめのボウルにバナナを入れ、フォークでつぶす。練乳、緑茶パウダーを加えて混ぜ、豆乳を注ぐ。複数人分作る場合にはミキサーもおすすめ。
3.緑茶オレンジ
ビタミンB1やビタミンCを含むオレンジとお茶の組み合わせ。自然な甘さが楽しめる。
【材料】(一人前)
お~いお茶 濃い茶 100cc
オレンジ果汁 100cc
【作り方】
二つを合わせる。好みでオレンジの輪切りやフレッシュハーブ、氷を添える。
いずれも新しいお茶の魅力が楽しめそうなアレンジレシピ。ぜひ楽しんでみよう。