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使ってわかった4万円台で買える人気スマホ「Xperia Ace」の本当の実力

2019.09.05

画質はまずまず、広角撮影が楽しいインカメラ

 背面には、1200万画素のカメラが搭載されている。デュアルカメラ、トリプルカメラ、クアッドカメラとカメラの多眼化が進む一方、Xperia Aceはシンプルにシングルカメラとなる。2枚の写真を合成することで背景をボカす「ぼけエフェクト」には対応しているが、デュアルカメラのそれと比べると、精度はイマイチ。超広角などの、目を引く機能には対応していない。

背面には1200万画素のカメラを搭載する

 ただし、レンズのF値は1.8と比較的明るく、光学式と電子式のハイブリッド手ブレ補正に対応しているため、夜景撮影のクオリティは高い方だ。ノイズが少なく、ディテールの描写も破たんが少ない。被写体を見分けて最適な設定で撮る「プレミアムおまかせオート」に対応しており、素直な写りのため、スナップ撮影には悪くないカメラだ。とはいえ、たとえばPixel 3aのような突出したカメラ性能というわけではなく、驚きは少ないかもしれない。

風景写真。曇りでやや逆光気味だが、ビルが明るく撮れている

レンズが明るく、夜景もキレイに撮れる。ただ、やはり暗いところはつぶれがちになる。

 これに対し、インカメラは800万画素の広角で、グループ撮影も楽しめる画角。画角を切り替えるスイッチも用意されているが、これはデュアルカメラのようにハードウェア自体を切り替えているのではなく、ソフトウェアでの処理によるもの。仕組みとしては、切り出しズームに近いが、どちらの画角で撮っても3264×2448ドットのサイズで撮れるため、拡大処理などをかけているのかもしれない。

インカメラは超広角で、グループでのセルフィなら4人ぐらいを同時に撮れる

レンズは1つだが、画角を切り替えることが可能だ

 広角モードで撮った写真は、周辺の歪みが少々目立った。ダイナミックな写真と捉えることもできるが、もっと補正を強めにかけてもいいような気はした。Xperia 1の超広角カメラのように、設定で補正の有無を選択できるようにしてほしいと感じた。

 4枚の写真を連続して撮る「4コマストーリーモード」も、遊べる機能だ。また、インカメラは標準で「美肌効果」がオンになっている。オンとオフ、それぞれの写真を比べてもみても、正直なところ、明確な違いは分かりづらいが、それだけ自然に補正をかけている証拠ともいえる。海外メーカーのAndroidスマホでは、補正の度合いを手動で調整できる機種も多いが、Xperia Aceの場合はオンとオフのみ。ここは改善の余地がありそうだ。

連続した4コマの写真を撮る「4コマストーリーモード」

美肌補正は標準でオンになっている

 コンパクトなミドルレンジモデルとしてバランスのいいXperia Aceだが、やはりディスプレイ周りのベゼルや、カメラの仕様などはもう一歩といったところ。上質感はあるものの、コストパフォーマンスだけを見ると、ミドルレンジの海外メーカー製SIMフリースマホに軍配が上がる。とはいえ、お手軽な価格でXperiaを使いたいというユーザーには、悪くない選択肢だ。おサイフケータイや防水に対応しているのも、評価できる。これでもしジャスト4万円程度の価格を打ち出せていれば、売れ行きはさらによくなったかもしれない。

【石野's ジャッジメント】

質感        ★★★
持ちやすさ     ★★★★★
ディスプレイ性能  ★★★
UI         ★★★
撮影性能      ★★★
音楽性能      ★★★★
連携&ネットワーク ★★★
生体認証      ★★★★
決済機能      ★★★★
バッテリーもち   ★★★★

*採点は各項目5点満点で判定

取材・文/石野純也

慶應義塾大学卒業後、宝島社に入社。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして幅広い媒体で活躍。『ケータイチルドレン』(ソフトバンク新書)、『1時間でわかるらくらくホン』(毎日新聞社)など著書多数。

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