
身体の老化を実感するシチュエーションは多岐にわたる。たとえば、今まで見えていた景色がボンヤリし始めたとき、いつも上っていた階段が急にキツくなったときなど。
今回、アイジャパンは全国のシニア(60歳以上)男女500名を対象に、『聴こえ』に関する実態調査を実施。この結果、聴力の低下が気になるきっかけ最多は、「騒がしい場所での会話が聞こえ辛くなった(54.1%)」となっている。
また、シニアの聴力低下によるストレス第1位は「日常会話(59.1%)」ということも判明したので他の結果と合わせて紹介しよう。
シニアの聴こえに関する実態調査2019
.あなたは自身の聴力の弱まりを家族と共有していますか?(n=294・単一回答方式)
男女差あり! 聴力の低下を家族と共有している男性54.3%、女性37.7%
次に、聴力の低下を感じると回答したシニア(60歳以上)294名を対象に、聴力の弱まりを家族と共有しているか聞いたところ、「共有している(17.0%)」、「どちらかというと共有している(28.6%)」と合わせて45.6%の方が聴力の弱まりを共有していることが分かった。
また、男女別で比較してみると、聴力の弱まりを家族と共有している男性は54.3%、女性は37.7%と男女間では16.6%の差があることが分かった。
あなたは音が聞こえにくいことでストレスを感じますか?(n=294・単一回答方式)
聴力の低下を感じているシニアの2人に1人が、聴こえにくいことに対してストレスを感じている。
聴力の低下を感じると回答したシニア(60歳以上)294名を対象に、音が聞こえにくいことでストレスを感じるか聞いたところ、「とても感じる(9.2%)」、「どちらかというと感じる(41.5%)」と合わせると50.7%、2人に1人が聴こえにくいことに対してストレスを感じていることが分かった。
あなたが音が聞こえにくいことでストレスを感じることは何ですか? (n=149・複数回答方式)
音が聞こえにくいことでストレスを感じると回答したシニア(60歳以上)149名を対象に、どのようなことに対してストレスを感じるか聞いたところ、聴力低下によるストレス第1位は「日常会話(59.1%)」、第2位は「電話での会話(41.6%)」、第3位は「テレビ(映画、ドラマ)(40.3%)」という結果になった。
<参考調査データ(シニアの聴こえに関する実態調査2019 PART1より)>
あなたは自身の聴力の弱まりを感じたことはありますか?(n=500・単一回答方式)
シニアの約6割が聴力の弱まりを感じている
全国のシニア(60歳以上)男女500名を対象に、自身の聴力の弱まりを感じるか聞いたところ、「とても感じる(18.4%)」、「どちらかというと感じる(40.4%)」と合わせて58.8%、シニアの約6割は聴力の低下を実感していることが判明した。
調査概要
有効回答数 全国の60歳以上の男女500名(男性250名/女性250名)
調査期間 2019年5月24日~2019年5月29日
調査方法 インターネットリサーチ
構成/ino