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ガンダム世代の管理職必読!ポケモン世代の部下の育て方

2019.08.31

 生まれ育った環境が違えば、価値観も全く違う中、「今時の若手社員」をどのように育成していけばいいのでしょうか?陥りやすい落とし穴と、これからの時代のマネジメントについて考えてみましょう。

「ガンダム世代」VS「ポケモン世代」

「ポケモン世代って何?」今、そんなことを思いながらこのページを開きませんでしたか?何を隠そう、この「ポケモン世代」という言葉は、この記事のために私が用意した造語です。今の40代〜50代の人を指す「ガンダム世代」に対抗して、少年少女時代を「ポケットモンスター」のアニメを見て、あるいはゲームで遊び過ごした20代〜30代の人を指しています。ちょうど、「ガンダム世代」は管理者が多い年代、そして「ポケモン世代」は若手・新入社員の年代ですね。

 わざわざこんな造語を作らなくても、「◯◯世代」なる言葉はたくさんあります。ゆとり世代」「さとり世代」「ミレニアル世代」「バブル世代」「団塊の世代」…私たちはつい、人々をカテゴライズしてしまいます。年齢だけではなく、性別や血液型、出身などでも区別をつけようとしてしまいがちです。確かにカテゴリ分けをすることで、傾向の違いがハッキリと見え、分かりやすくなるというメリットはあります。しかし一方で、「分かった気になってしまう」という危険性もはらんでいることを認識しておくべきだと私は強く感じています。

カテゴリーに入れた瞬間、偏った見方になってしまう

「あの人はポケモン世代だから」このようにくくってしまった瞬間、そんなつもりがあろうがなかろうが、相手をこうだと決めつけてしまい、偏った見方をしてしまいます。褒めるときでも、けなすときでも、カテゴリーに囚われてしまいます。

・「彼はゆとり世代なのに、仕事が早くて、なかなかできる人だ。」
・「彼はまた遅刻か。これだからゆとりは…。」

 どちらもよくありそうなセリフです。しかし、これでは自分が決めた枠の中でしかその人を見ることができていません。目の前にいるのは「ゆとり世代」というカテゴリではなく、生身の人間であることを忘れてはなりません。特に上司が部下を見る目には、偏りや決めつけがあっては絶対にならないのです。

多様化の世界の中で、これまでのようなカテゴリ分けは不可能

 さらにいえば、今世の中はますます多様化しています。これまでのような単純なカテゴリー分けでは、収まりきれません。例えば一口に「女性」と言っても、専業主婦の女性から、パートタイマー、小さなお子さんを育てながらの時短勤務、独身のキャリアウーマン、ネットビジネスで稼ぐ人…など挙げればキリがありません。生き方が違えば価値観も違う。そんな女性たちを一括りにして「これだから女は」なんて言ったところで、見当違いもいいところ。何も分かっていないも同然なのです。

「ポケモン世代だから」「ゆとり世代だから」というこだわりを捨て、一人ひとりの部下に目を向けることが、部下育成の第一歩ではないでしょうか。

俺様からおかげ様のマネジメントへ

 部下育成、マネジメントのあり方も、時代とともに変化をしています。「俺についてこい!」と部下を先導するリーダーシップのあり方が少し前までは主流でした。部門の長こそ絶対君主。無理やり命令して部下を動かすような人も、実際にいました。しかしこれからは、チームメンバーを立てるリーダーが求められていると私は思います。パワーハラスメントの問題に加え、終身雇用も年功序列も崩壊しはじめた現在において、「上司の言うことはなにがなんでも聞く」という当たり前も通用しなくなってきています。

 そもそも、無理矢理やらせる仕事より、部下が自ら「やろう!」と取り組む仕事のほうが3倍丁寧で3倍速いというのが私の持論です。そのためにどうすればいいか?それは、部下に仕事を与え、部下にスポットライトが当たるようにすることです。リーダーが光輝いているうちは、部下はいつまでたっても影のまま。自らの成長も実感できないままに疲弊してしまいます。キーワードは「承認」と「感謝」。リーダーは引くことを覚え、部下が活躍できる場を整えることに専念できるようにしたいものです。

 往々にして、部下は上司が想像している以上に優秀です。「こんな仕事はまだ早いかな?」と無意識にブレーキをかけていませんか?部下に仕事を任せられない理由は、部下の実力の問題ではなく、上司の覚悟が足りていないだけかもしれません。

 自分を超える部下を育てることこそ、リーダーの醍醐味ではないでしょうか。

文/朝倉千恵子

株式会社新規開拓 代表取締役社長。小学校教員を経て、一般企業の営業職として入社。営業未経験ながら、礼儀礼節を徹底した営業スタイルを確立し、3年で売上NO1、トップセールス賞を受賞。04年株式会社新規開拓を設立。現在までに延べ17万人の社員研修・人材教育に携わる。女性の真の自立支援、社会的地位の向上を目指した、TSL「トップセールスレディ育成塾」を主宰。卒業生は2500人を超える。著書は全39冊、累計売上部数は約48万部。主な著書に、『コミュニケーションの教科書』(フォレスト出版)、『すごい仕事力』(致知出版社)ほか多数。最新著は『仕事で凹んだときに』(サンクチュアリ出版)。

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