
米宇宙開発企業SpaceXは、日本時間の2019年8月28日(水)7時頃(現地時間 8月27日 17時頃)に、次世代ロケット「Starship」のプロトタイプ「Starhopper」を利用した、150mのホップテストを米テキサス州ボカ・チカで成功させた。
※ホップテスト=垂直離陸、水平移動、垂直着陸のテスト
【ホップテストの成功映像】
今回150mのホップテストに成功した「Starhopper」は2022年までの無人での初飛行を予定している大型宇宙船「Starship」の小型版プロトタイプで、ロケットエンジンが機体に装着された状態では初となる点火試験を2019年4月に実施し、7月には既に約20mのホップテストを成功させていた。
なお、「Starship」は2023年にはZOZO代表取締役社長の前澤友作氏がホストキュレーターを務める月周回計画「#dearMoon」プロジェクトにも利用される予定で、2024年には初めて人類を火星に向けて送り出すほか、最終的には最大100人の乗員と150トンの貨物を同時に火星に送ることも期待されている。
「#dearMoon」プロジェクトは、前澤氏がホスト・キュレーターとして、各界を代表する最大 8 名の世界的なアーティストを月周回に招待し、そこで受けたインスピレーションをもとに作品を創作する、宇宙を舞台にしたアート・プロジェクト。
打ち上げは2023年の予定で、実現すれば民間人としては初、月周辺に人類が行くのは「アポロ計画」最後の宇宙船の打ち上げ以来51年ぶりとなる。
関連情報:https://dearmoon.earth/ja/
構成/DIME編集部