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あの頃これが欲しかった!刑事ごっこやスパイごっこでちびっこたちのハートを刺激した「おもちゃのトランシーバー」

2019.08.31

ハイテク大好きキッズが大歓喜! おもちゃのトランシーバー

 これまで申しました通り、アマチュア無線やCB無線は、免許を取得したり、無線局の開設許可が必要であり、また、無線機やトランシーバー自体が高価など、通話に至るまでの敷居の高さが一番のネックになっていました。

 実は無線局の規定には、「微弱無線局の規定」というものがあり、ここだけの話、微弱な電波を発するものであれば、なんと免許状も免許証も不要であるという項目があります。

現在の規定では以下の通りとなります。

【参考】総務省電波利用ホームページ

 無線設備から3メートルの距離での電界強度(電波の強さ)が、次の図に示されたレベルより低いものであれば、無線局の免許を受ける必要はありません。

 総務省告示で定められている試験設備の内部のみで使用する無線設備については、試験設備の外部における電界強度が3mの距離における電界強度に補正した値が次の図に示されたレベルより低いものであれば、無線局の免許を受ける必要はありません。

※~322MHz、150GHz~では500µV/m以下、322MHz~10GHzでは、35µV/m以下の出力

 ……ようするに、すごーく微弱な電波(←テキトーな表現)であれば、おもちゃとして子供でも使えるトランシーバーが利用可能なのです。イマドキの機器で言えば、コードレス電話や、自動車のキーレスエントリー、リモコンなどが、この規定の範疇(はんちゅう)になります。

 その結果、もう少し制限が緩かった当時の微弱無線局の規定に基づき、微弱電波で送受信可能な「トランシーバー」がおもちゃとして発売され、子供達の支持を集めるようになりました。

 例えば、当時の子供達の羨望の的となったトランシーバーの1つに、学研の「ラジホーン」があります。

 学研(当時は学習研究社)と言えば、「●年の科学」「●年の学習」という小学生向け学習雑誌で一世を風靡(ふうび)した出版社で、筆者も、学研のおばさんが毎月届けてくれる、科学と学習と付録を首を長~くして、心待ちにしていました。

 当時はどこの家庭もあまりお金が無く、今のように週刊漫画誌を毎週買ったりできるような余裕ある時代ではありませんでしたので、月1冊の雑誌をそれこそ穴の空くように、何度も何度も何度も読み込んだ思い出があります。

 そんな学習研究社ですが、このようなおもちゃを、知育玩具とでも言うのでしょうか、トランシーバーも発売していたのです。

 学習研究社のおもちゃのメリットとして、子供がオトナにトランシーバーをねだる時に、「科学と学習の学習研究社から発売されているおもちゃだから、勉強の役に立つ!」などと訳の分からない理由でねだる作戦の結果、親も「そうかな?」と思ってくれて、わりと成功率が高く買ってくれました。今ではこの手は使えませんね。

 他社では「ムデントランシーバー」もカッコイイ筐体で人気を博しました。ちなみに、筆者はコレを持っていました。絵が下手でスミマセン。シンプルイズベストで格好良いですね!

 また、学校の技術の授業の教材用として、組み立てキットでもトランシーバーが扱われていました。筆者も学校のクラブでは「技術クラブ」に入っていたので、トランシーバーやラジオやインターホンを、半田(はんだ)付けして組み立てた記憶があります。

 当時から語られていた裏技として、おもちゃのトランシーバーでも、アンテナを伸ばせば伸ばすほど電波が飛ぶ距離が伸びる! とばかりに、アンテナに金属片や導線を付け足す人が数多くいましたが、今思えば電波法違反ですよね。もちろん筆者は子供ながらに電波法を熟知していましたので、一切そんなことはしていませんでした。

 当時も今も、おもちゃのトランシーバーの電波は、街中では目視できる程度の距離しか通話できないような代物でしたが、子供がまず生まれて初めて、エレクトロニクスの世界に触れられる、貴重な存在ではありました。

 筆者も、月刊誌「ラジオの製作」を熟読して、いずれは大学の工学部に入って、卒業後はエンジニアとして働くんだ! ……と大志を持って学業に励んだ結果、物理と数学の成績が悪かったので、結局大学は文系で、就職後も文系企業で今だくすぶっており、取りあえず副業ライターとして、エレクトロニクス・ホビーに関するマンガと記事ばかり書いて、これまでの雪辱を果たしています。全然果たしているとは到底言えないレベルですが。

 そんなおもちゃのトランシーバーですが、今では、もうちょっとハイパワー(なんと最大1W!)で免許不要な「特定小電力無線」や最大5W出せる「デジタル簡易無線」のトランシーバーが、比較的安価で手に入りますので、もはや、わざわざおもちゃの無線機を購入する必要はないのかもしれません。

 また微弱電波と言えば、誰もが「放送局」を開設できる、「ミニFM放送局」も、当時、人気を博し、ミニFM局を舞台にした映画(ホイチョイ・プロダクション作・監督・馬場康夫/脚本・一色伸幸「波の数だけ抱きしめて」)も制作され、大ヒットしましたが、「ミニFM放送局」についてはまた別の機会に……。ばいちゃ!

 あの頃これが欲しかった! 刑事ごっこやスパイごっごで子供達のハイテクマインドを刺激した「おもちゃのトランシーバー」。

 あの頃のワクテカな気持ちがとても懐かしいです! 今は心がささくれているので、少々のことでは感動できません!

※資料・画像引用 筆者自身の撮影によるもの、もしくはメーカー・販売店サイト、またはWikipedia、Weblio辞書からの引用など
※本記事は、あくまでも筆者の微かで不正確な記憶と主観に基づき、独断と偏見で飛躍した説明足らずで知識不足の実にテキトーな表現による中身のない誰にでも書ける単なる下らない多少話を盛った紹介風の「エッセイ」であり、特定メーカーや機種、人物、趣味・嗜好・その他いろいろを貶める意図はまったく御座いません。また筆者及び編集部はそのサービスの内容や継続性等を保障するものでは御座いません。
※本記事に登場する、登場人物のキャラクターや言動は炎上しそうな箇所はおおむねフィクションです。

文/FURU
デジタル系ガジェットに散財する、サラリーマン兼漫画描き兼ライター。電脳ネタがテーマの漫画を得意とする→https://www.furuyan.com
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