人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

卒倒するその真実!アートの街・ヘルシンキの歩き方

2019.09.01

フィンランド現代デザインのこれぞセンター!!

 ヘルシンキ市の隣にあるエスポー市。隣の市っていってもヘルシンキの中央駅から地下鉄で10分ちょっとの『Tapiola』駅から徒歩10分の行きやすい場所にある『EMMA(エスポー近代美術館)』だ!

 この『EMMA』は『WeeGee Exhibition Centre(ウェーゲー展示センター)』という建物に入っているんですが、この建物は1960年代に建てられた元は印刷工場!!

 実はワタクシ、この建物。てっきりフィンランドデザインの巨匠・アルヴァ・アアルト(またはアールト)の設計だと思い込んでいて、記事も一度そう書いてアップしていたのですか、読者の方から“あの建物の設計はアールトではなくアールノである”というご指摘をいただきました。

 ここでワタシの無知を恥じつつ、心より謝罪し訂正させていただきます。

 この『WeeGee Exhibition Centre』を設計したのは、ヘルシンキ市庁舎のモダン改装したエントランスホールの設計などで知られるアールノ・ルースヴオリ氏。

 モダンデザインですから、外観は装飾もなく、地味に感じるかもしれませんが、屋上はこんなんなってる!

 通気孔をかねた4本のデカイ柱が、この巨大な建物を吊り下げるような構造になってるんすね。ってことはどういうことかというと、4本の柱以外、室内に柱がない! ようするに巨大なスペースが屋内に確保できる! ってことは、当初の建築目的だった印刷所としても機材が配置しやすいし、なんつったって美術館として巨大な作品も展示できる!

 ちなみに『ウェーゲー展示センター』の中には、『エスポー・シティー・ミュージアム』『フィンランドおもちゃ博物館』『フィンランド時計博物館』なんていう施設も入ってるんですか、圧倒的に大きな面積を占めているのが『EMMA』。

 また御託が長くなったんでさっそく中に入ってみる。『EMMA』で常設展示しているのが『ブリュック&ヴィルカラ:ヴィジブル・ストレージ』。ルート・ブリュックとタピオカ・ヴィルカラ夫妻の作品が膨大な量、展示してある!

「誰ですか、その夫妻?」

 そういう人に説明するから驚くなよ。旦那のタピオ・ヴィルカラは、フィンランドの現代デザインを代表する工業デザイナー。あの有名ガラスブランド『イッタラ』のこの有名な作品のデザイナーでございます!

 これを知らないとはいわせない。「知らない」って人がいたら、それは自分の無知を恥じたほうがいい。『イッタラ』の『ウルティマ ツーレ』シリーズ。そのデザイナーがタピオ・ヴィルカラ氏。

 で、旦那の代表作がガラス製品の『イッタラ』なら、奥さんのルート・ブリュックは、あの陶器の『アラビア』のデザイナー出身で、その後は巨大なタイル壁画などを手がけるセラミックアーチストになられた方。

 そんなルート・ブリュックの作品『Forget me not』。

『ブリュック&ヴィルカラ:ヴィジブル・ストレージ』にはこういう美術作品から、ガラス作品、陶器の作品、そのデザインに関するスケッチまで、いやもうよく100年にも満たない人生の中で、これだけの数の作品を生み出せたな……とその作品数にまず圧倒されるくらいの作品が、ズラズラズラズラ~ッと陳列してある。そしてその多くが「あ、見たことある!」ってヤツ。

 もうそれだけでフィンランドのデザインの底力と、さらにその底力の中心にこの夫妻がいたんだってことが実感できる。

 ちなみにこの『EMMA』での写真は、白黒の俯瞰写真以降、『EMMA』から提供いただいた写真を使っております。館内の写真撮影は自由で、オレもバンバン撮ったけど、現代の方の作品だから、こういう場所に掲載する場合著作権がありますんで。

 さらになんとルート・ブリュックの展覧会が2020年9月6日まで日本各地で巡回展として行われている。もらろん制作には『EMMA』も参加しているんで、気になる人は“ルート・ブリュック”で検索してみてください。日本で作品を見て、さらに『EMMA』に入って深く知るのもイイですしね。

 さて『EMMA』では、その他に期間限定の企画展が同時にいくつも行われている。実はワタクシ、ここでも一つの作品の前から動けなくなりました。

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年3月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は「LEDビューティーミラー」! 特集は「YouTubeで学べ」&「ウワサの新発想家電」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。