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どんな保険?じつは100年以上前から存在する「養老保険」のメリットとデメリット

2019.09.28

日本では高齢化が進んでいます。平均寿命は80歳を超え、退職後も20年あまりの人生のことを考えなければなりません。そんな老後のリスクを解消する手段の一つが『養老保険』です。将来を踏まえて、養老保険がどんな保険なのかを知っておきましょう。

養老保険とは

日本では明治時代に保険の仕組みが生まれたとされています。

養老保険はこのときから存在し、日本の保険の仕組みとして100年以上にわたって利用されているのです。

養老保険がどのような特徴を持った保険なのかをまずは見ていきましょう。

生命保険の一種で貯蓄性が高い

生命保険は主に満期を迎えた際に被保険者に保険が支払われる『生存保険』と、死亡や重度の障害を負ったときに支払われる『死亡保険』、これら二つの特性を両方持つ『生死混在保険』に分かれます。養老保険は『生死混在保険』というものです。

『生死混在保険』は満期になっても死亡した場合も保険金が下りるため、預けたお金が高確率で返ってきます。この点から貯蓄性が高く、現在の高齢化社会に適していると言われています。

保険期間満了時に保険金が支払われる

養老保険は、死亡保険金と満期保険金が同額です。予定利率が高いと、全体で見たときに支払ったお金よりも多くのお金を受け取ることができます。

そのため養老保険は、定期預金などと同様に資産形成の一種だと考えられてきました。特にバブルのときは予定利率が高かったこともあって、多くの人が養老保険に加入していました。

養老保険が向いている人は?

養老保険にどのような人が向いているのかを解説します。自身の状況や将来設計と照らし合わせて、加入検討の材料にしてください。

貯蓄と保険を両立したい人

他の生命保険として、例えば終身保険と比較してみましょう。終身保険は『死亡保険』です。終身保険は何も起こらなければ保険金を受け取ることはありません。この性質上、終身保険を貯蓄と捉えることはないでしょう。

一方、生存保険には学資保険や個人年金保険があります。一定期間保険を納めていると保険金がもらえるため貯蓄と見なせますが、個人年金保険は保険期間中に死亡した場合は、それまで支払ったお金が無駄になってしまいます。

養老保険はどちらのケースでもお金を受け取れます。リスクヘッジの一種として、または老後に向けて貯蓄をしておきたいと考える人にぴったりの保険です。

途中で解約する可能性がある人

定期保険においては、基本的に途中解約した場合にそれまでかけたお金は戻ってきません。終身保険の場合は多少は戻ってきますが、かけた金額に比べれば相当低く設定されているのが一般的です。

しかし養老保険は、期間にもよりますが解約返戻金が多く戻ってくるように設定されています。

解約返戻金が高い場合、被保険者に色々と有利に働きます。急なお金が入り用になったときには解約によって資金を作ることができますし、もっとよい保険を見つけたときなどに、移るかどうかを検討しやすいメリットがあるからです。

途中解約を視野に入れる場合、終身保険や掛け捨ての保険と比べると養老保険は検討しやすいと言えます。

養老保険のデメリット

養老保険への加入を考えるのであれば、メリットとデメリットの両方から検証するようにしたいものです。そのためにも、ここではデメリットについても触れていきます。

保険料は高め

期間満了時と万が一のときの両方のケースで保険が下りる点と、途中解約でも高い返還金が下りる点はたしかに被保険者にとっては有利な条件です。

しかしこのような仕組みでは、保険会社側が利益を出しにくいという側面があります。ではどこで帳尻を合わせているのかと言えば、それは保険料の高さです。

養老保険は他の保険よりも、保険料が高くなっています。そのため、期間中に自身の負担にならないように払えるかどうかも考えることが必要です。

金利低下により利回りがよくない

養老保険はバブル期には予定利率が高かったため、資産形成の一種として高い人気がありました。

1990年代にバブルが崩壊して以降、銀行や金融などでは利率をかなり引き下げています。養老保険も同様で、バブル期と比較するなら利率はかなり下げられているのです。

かつてのように、株や外貨などと同様に利回りを重視して運用することが現在では難しくなっています。

そのため資産形成を理由に養老保険に加入する人が減っています。資産を増やすための方法であれば、不動産や投資信託など、別の方法について検討しましょう。

養老保険への賢い加入方法

さまざまな民間保険会社が養老保険を用意しています。養老保険の比較方法と、加入時に確認すべきポイントを解説しましょう。

複数の保険会社から見積もりを取る

複数の保険会社から養老保険の見積もりを取りましょう。

保険の場合、1社のセールスマンから案内を受けて加入する人も多いようですが、よりよいサービスや制度を持った保険を選ぶ機会を逃してしまうことになります。

不動産や引っ越し業者を選ぶなどと同様に、比較することでより自分に合った保険会社を見つけられると同時に、自分の判断に自信が持てるようになるでしょう。

保険の内容や条件を確認する

保険の内容や条件を、一つずつ確認しましょう。

最低保険金額と保険金はもちろんのこと、途中で解約した場合の返金額や返金される期間、満了までの期間などについて細かく比べましょう。

保険料は長期間にわたって支払うため、たとえ月にほんの数千円の差だったとしても、トータルで見ると数十万円以上の大きな差額になります。

交通事故や病気に備えた特約をつけている養老保険も少なくありません。そうした内容の中に自分が入りたいものがあるかも比較しましょう。

養老保険に入る前にココに注意

養老保険に加入するときは、次の点に注意しましょう。保険会社によっては、加入することでかえって損をする場合もあります。そうならないように加入前にしっかり検証することが重要です。

元本割れする商品も出ている

保険会社は、支払われたお金を他で運用することも事業の一つです。しかし不景気の影響を受けて利回りが低くなっていることもあり、予定利率を下げている保険会社も少なくありません。

特に養老保険の場合は、満了でも万が一の場合でも被保険者に支払うという性質上、他の保険よりいっそう利率を下げなければならない事情があります。そのため、満了までに支払うお金が、満期保険金を上回ってしまう可能性のある商品も多くなってきているのです。

貯蓄が目的なら預けることでお金が減っては意味がありません。それなら自分で貯蓄した方がよいことになってしまいます。

養老保険への加入時は、こうした低品質の商品を選ばないようにすることが重要です。

インフレに対応できない

保険にはインフレリスクがつきものです。これは養老保険も例外ではありません。

例えば、加入期間を15年とし、満了時には1000万円の保険金が支払われる保険に入ったとします。しかし、現在の1000万円と15年後の1000万円が同じ価値とは限りません。

日本円の価値が下がってしまえば、それだけ受け取れる金額の価値が下がります。

さらに、養老保険は期間の更新ができないという特徴もあります。満期を迎えて保険金が下りた後、どうするかもあらかじめ決めておきましょう。

今後の見通しが立てにくい現代では、養老保険が満期になった後にどうするかを考えておくと、リスクを減らすことができるかもしれません。

文/編集部

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