
昨今のビジネスパーソンのスーツスタイルのトレンドに、“スポーツ性”が盛り込まれるようになってきた。動きやすくて着心地が良い、気軽に洗えるなどのスーツが登場してきている。今回は、そんな新しいビジネスウェアのトレンド「第3のスーツ」について紹介する。
「第3のスーツ」とは?
近年、注目を集めている「第3のスーツ」。第1のスーツが従来の「ビジネスフォーマル」だとすれば、第2のスーツは「クールビズ」。そして、次の「第3のスーツ」は、スポーツブランドやアウトドアブランドが手掛ける“スポーツスーツ”だといわれている。
第3のスーツに明確な定義はないものの、世間では「動きやすい」「洗いやすい」「しわになりにくい」「吸汗性・吸湿性」「伸縮性」などスポーツウェアを踏襲した機能を備えたスーツのことを指すことが多いようだ。
着たら思わず走ってみたくなる!?「第3のスーツ」3選
そこで、近年特に話題の第3のスーツを3つピックアップして紹介する。
1.AOYAMA × DESCENTE「スタイリッシュスーツ」
洋服の青山と、スポーツウェアのメーカーDESCENTE(デサント)がコラボし、DESCENTEの持つスポーツ性能を取り入れた新しい切り口のビジネスウェア。蒸し暑い満員電車の不快感をやわらげる素材を使用。スタイリッシュジャケットはメッシュの裏地や通気口をスーツに取り入れ、シルエットを保ちながら少しゆとりを持たせることで通気性を確保。汗をかいたら自宅で洗濯可能なウォッシャブル仕様のものもある。
人の動きに寄り添う3Dパターンを、ヒザを曲げるポイントや脇の下に採用し、人の動きを妨げないスムーズな動きのできる仕様にした。
2.ISETAN × adidas「ICON SUIT」
アディダスがイセタンメンズと共同開発した「ICON SUIT」は、スーツ本来のシックで洗礼された印象に、スポーツウェアならではの機能を盛り込み、幅広いシーンでの着用が期待できる。
シャドーチェック柄のストレッチシアサッカー素材が採用されており、「面ではなく点で」生地が肌に接するため、ドライなタッチと肌離れの良さ、そして吸汗速乾性を兼ね備えている。フィット感と併せ持つ伸縮性で身体の動きを妨げず、ストレスを感じさせない着心地。軽量でシワになりにくいところもポイントだ。
3.コロンビアブラックレーベル「デモクラットパスジャケット」「ゲルトランパンツ」
デモクラットパスジャケット
もう少しデイリーユース寄りのものが良いなら、これも使えそうだ。
アウトドアブランドのコロンビアは、アウトドアで培った経験と技術をもとに、タウン、ビジネス、トラベルと、様々なシーンで通用するウェアを手掛けるコロンビアブラックレーベルで、こんなジャケットやパンツを販売している。
デモクラットパスジャケットは、伸縮性に富んだ柔らかなソフトシェルワッシャー素材を採用した着心地の良いジャケット。シルエットがベーシックで、オン・オフどちらも活用できそうだ。少しの雨や汚れをはじいてくれる撥水・防汚機能付き。
ゲルトランパンツ
ジャケットに合わせたいゲルトランパンツは、シンプルで履き心地がよく、程よい丈感とフィット感のリラックス感すら感じさせるアイテム。サイドポケットはジッパー付き。
【参考】
AOYAMA × DESCENTE
http://www.aoyama-descente.jp/
ISETAN MEN’S × adidas「ICON SUIT」
https://shop.adidas.jp/model/GOA86/
コロンビアブラックレーベル
https://www.columbiasports.co.jp/category/blacklabel/
取材・文/石原亜香利
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