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受け皿となるのは家族か企業か社会か?社会問題化する「8050問題」の実態

2019.08.25

引きこもりについての相談先

「ご家族の引きこもりの方について、誰に相談しましたか?」と質問したところ、全体では6割近くの方がいずれかの方に相談したという結果になった。

内訳に関しては「カウンセラー」-17.9%が最も多く、次いで「家族」-16.7%、「行政や民間の対策ネットワーク」-7.7%と続いている。

プライバシー保護の観点から、カウンセラーや家族、行政や民間の対策ネットワークといった、近い間柄の方に相談する傾向にあることがわかった。

「相談した結果解決しましたか?」と質問したところ、「いいえ」という回答が6割近くになり、相談だけでは根本的な解決には至らないことが判明。引きこもりの人には適切なアプローチと周囲や行政の協力も必要といえるだろう。

一連の事件について

ここ最近は、家族間のトラブルや通り魔的犯行が「引きこもり」と関連付けられている。

様々なメディアやインターネット上で、関連性のない事柄まで「引きこもり」と関連付けられた結果、ますます社会から孤立してしまうのではないだろうか。

本人のみならず、生活を共にする家族でさえも社会から拒絶される可能性もある。

そこで、「ここ最近起きた家族間のトラブルや、通り魔的犯行などの一連の事件について感じたことを教えてください」と質問したところ、大別すると以下のような傾向がみられた。

「現代における社会復帰をすることの難しさをどうにかしないといけない」

「私たち(親、兄弟)が死んだらどうしよう」

「引きこもりの人という犯人像だけが一人歩きしているように感じる」

「親の責任が大きい(育て方)」

立場が違えば意見も違うということは当然だろう。それでもこの問題を何とかしなければならないという共通の思いが主な意見として挙がった。

特に、当事者やその家族からは「引きこもりの人という犯人像だけが一人歩きしているように感じる」といった意見が多く、そこに当事者と世間に乖離があるのではないだろうか。

今回の調査では、悩みを抱えているのは本人だけでなく、周囲も同じように悩み、行政やカウンセラーに相談しているが解決には至らないといったことが多々あることが判明した。

児童青年期の引きこもりはもちろんだが、中高年の引きこもりも親の高齢化や病気などで追い詰められている状況にある。

引きこもりは本人の怠惰な性質によって引き起こされるものではなく、周囲との人間関係や社会とのつながりに限界を迎えてしまった人が多い。

そういった人を、地域や企業がどう受け皿になってサポートをするかということが大切であり、社会問題としての認識を個人がしっかりと持つことこそが大事なのではないだろうか。

調査概要「引きこもり」に関する意識調査

調査日:2019年6月19日(水)~ 2019年6月20日(木)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,121人
調査対象:10代~60代の男女
調査主体:ゼネラルリサーチ

構成/ino

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