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あの頃これが欲しかった!発売後10か月で100万台売れた世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」

2019.08.25

庶民には手が届きにくかった憧れ……それが電卓

筆者がまだ幼少で、ヤングですらないバブちゃんでベイビーな年代である、「昭和」の時代。

 現代のように、子供たちがスマホアプリで、ガチャを引きまくるために課金しまくることがなかった、そもそも課金して遊ぶようなゲーム機自体が存在しなかったご時世です。子供たちは空き缶で缶蹴りをしたり、路上に転がっている石でアスファルトの地面に絵を描いたり、町火消しごっこをしたり、輪回しや、からくり人形やビードロでのんきに遊んでいた、古き良き時代でした。

 とはいえ、この時期すでに、好景気時の実質経済成長率が約10%以上になる「高度経済成長期」を迎えており、当時の家電の三種の神器として、「テレビ・洗濯機・冷蔵庫」が挙げられるようになっておりました。ちなみに三種の神器とは、八咫鏡・八尺瓊勾玉・天叢雲剣の総称です。

 当時の中流家庭でも、これらの「テレビ・洗濯機・冷蔵庫」は、一生懸命頑張れば何とか買えるくらいの所得水準になってきましたが、そんな中でもまだ、なかなか家庭用として普及しづらい商品がありました。その商品とは……。「電卓」です。

「答え一発」のオドロキな商品とは?

 電卓はその名のごとく、「電子卓上計算機」の略ですが、電卓登場以前のその昔、一般家庭で数字の計算をするためには、ソロバンか計算尺、筆算か暗算で計算を行わざるを得ませんでした。そのため、子供の時分より、ソロバン教室に通わされる子供たちが後を絶ちませんでした。当時、筆者はソロバン教室行きを免れるため、必死で算数の勉強を行い成績を上げ、無事ソロバン教室行きを回避したことを思い出します。よく考えれば本末転倒ですが。その当時、これからは電卓の時代になるという先見の明は持っていませんでした。

 当時の大人は、少し凝った計算をする時には、「計算尺」を使っていました。計算尺は、アナログ式の計算機器で、主に乗除算および三角関数、対数、平方根、立方根などの計算用に用いられていました。

 いまだに計算尺の使い方は良くわかりません。まあ電卓があればそれでOKです。

まだまだ高額で巨大サイズだった電卓

 1960年代に電卓が登場しましたが、そのサイズは重量は20kg以上、消費電力は100Wを超えるものもある、超巨大なものでした。価格もバカ高く、当時はなんと車1台分の値段だったとか。とても個人用として使える代物ではなかったのです。

 その後、価格が40~50万円レベルとなり、その後は年々下がり、20~30万円となり、1969年にはシャープが世界初のLSI電卓である「QT-8D」を、10万円を切る9万9800円で発表し、大ヒット商品となりました。

 しかし、まだまだ家庭用としては高値の花、もとい高嶺(たかね)の花でした。

 そんな中、今やデジタル商品メーカーの雄である、とあるメーカーから、ひとつの革新的な商品が登場し、市場を石鹸、もとい席けんすることとなるのです。その商品とは……「カシオミニ」なのです! お値段はなんと1万2800円!!

【参考】CASIO/電卓の歴史

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