
ランニングバイク「ストライダー」は1歳半からデビューできる2輪車だ。自転車とは異なり、ペダルがなく、地面をけって前に進む。このストライダーのデビューの心得や準備グッズを見ていこう。
ストライダーとは?
ストライダーとは、2007年にアメリカの片田舎で生まれたバイク。足でこぐペダルはないにしろ、2輪車であることは変わりない。2輪車でありながら、ストライダーの対象年齢は1歳半~となっており、まだ小さい子でも利用することができる乗り物なのが一番の特徴といえそうだ。
ストライダーは自立できないため、子どもがコントロールしてバランスをとる必要がある。バランス感覚が養われ、反射神経が敏感に反応するようになるといわれている。
今では世界で200万人もの子どもが利用しているという。
ストライダーのデビューの心得
我が子が1歳半以上で、パパがバイクをはじめとした乗り物好きなのだとしたら、きっと興味を持つはず。ストライダーデビューをするには、親子ともにどんな心得が必要だろうか。ストライダーの担当者に聞いてみた。
「親御さんには、まずは安全に気を付けていただきたいです。ストライダーはルールを守って遊んでいただければ、安心で安全な遊具です。弊社では安全3原則を設け安全啓蒙を行っています」
ストライダー3つのルール
1.公道走行禁止
ストライダーは自転車ではありません。 交通ルールを理解できない小さなお子さまが ストライダーで公道を走行する行為は大変危険です。 絶対におやめください。
2.ヘルメットは必ず着用してください
何よりも大切なお子さまの命を守ってくれるのがヘルメットです。安全性の高いヘルメットを選びましょう。 また、小さい頃からヘルメットを被る習慣を身につけましょう。
3.遊ぶときは保護者同伴で
お子さまが走行中、保護者の方は決してお子さまから目を離さないでください。
「お子さんはルールを守った上で自由に遊んでいただきたいです。シンプルな構造のストライダーは特に説明をしなくても自然と乗れます。1歳半のお子様だと突然降りたり、飽きてしまったり、いろいろ気まぐれだと思います。無理強いせずに一緒に楽しんでください。うまく乗れたら褒めてあげてください。親子でコミュニケーションをとりながら楽しんでいただければお子様は自然と上達します。
お子様が上達してきたら、レースイベントもあるので、エントリーしてみてください。たくさんの仲間もできて、よりストライダーを楽しめますよ」
ストライダーのレースイベントは 全国各地で随時開催されている。中でも「STRIDER CUP(ストライダーカップ)」はストライダーの公式レース。全国各地のストライダーキッズが一同に集まるお祭りイベントとなっている。東京ラウンド開催は2019年10月12日(土)・13日(日)を予定している。
また、ストライダーデビューの子も気軽に参加できる「STRIDER ENJOY CUP(ストライダーエンジョイカップ)」もある。
ストライダーデビューにおすすめのモデル
ストライダーにはさまざまなモデルが用意されている。このモデル選びは子どもはもちろん、パパにとっても楽しみになるはず。
「1歳半から始める場合、1番人気のバーパッド、XLシート、フットステップが付属のベストセラーモデル『ストライダースポーツモデル』がおすすめです」
ストライダースポーツモデル
「3歳半~などストライダーデビューが遅く、自転車も検討される年齢のお子様には、ペダルが装着できて、より自転車へ簡単にステップアップできる『ストライダー 14x』という製品がおすすめです」
ストライダー 14x(ペダル装着時)
ストライダーに必要なグッズ
我が子のストライダーデビューに当たり、ぜひそろえたいのが周辺グッズ。こんなアイテムがあるそうだ。
1.ヘルメット/ひざ・ひじのプロテクターやグローブ
「ヘルメットは必ず着用いただくように呼びかけております。また、ひざ・ひじのプロテクターやグローブも装着いただくと安心です」
2.キャリーバック
「公園までストライダーを運ぶキャリーバックも人気です」
自転車デビューを果たす前の、前段階としても最適なストライダー。わんぱくな子がいる家庭では、ぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。
【参考】
取材・文/石原亜香利