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日本のIT人材がスキルアップに対する意欲が乏しい理由

2019.08.22

目まぐるしく技術革新が進むIT業界に身を置き、より良い成果を出したいと考えるのであれば、日々スキルUPや勉強に励む必要がある。

そういった状況にあるにもかかわらず、日本のIT人材が学習意欲に乏しいという事実が今回、外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンの調査によって明らかになった。

IT人材が1週間にスキルアップに費やす時間はどれくらいか?

IT人材205人を対象に、「週に自らのスキルアップのためにどれくらいの時間を費やしているか」と尋ねる調査が行われたところ、 「週1~3時間」(35%)が最多に。次いで「週3~5時間」(28%)、「週6~10時間」(23%)という結果になった。

図1:週に自らのスキルアップのためにどれくらいの時間を費やしているか。

「過去1年間に業務で求められる以外で、自らのスキルアップのために費やした金額」は、「3万円以下」が最多に

次に、「過去1年間に業務で求められる以外で、自らのスキルアップのために費やした金額」を尋ねる調査が行われると、最も多いのは「3万円以下」(29%)、次いで「30,001円~50,000円」(27%)だった。

図2:過去1年間に業務で求められる以外に自らのスキルアップのために費やした金額はいくらか。(会社からの補助を含む)

さらに、グラフにはないが、最も有効だった勉強法(複数回答)を尋ねる調査では、1位が「e-learning」(98%)で2位が「書籍」(82%)、3位が「外部の研修やセミナー」(54%)となっていた。

調査結果を受けての識者の見解は……

調査の結果について、 ヘイズ・ジャパンのマネージング・ディナーレクターを務めるリチャード・アードレイ氏は以下のようにコメントしている。

「AIやビッグデータ、IoT技術者など、IT人材の不足が深刻な問題となっています。ITの分野では、技術の進歩が速く、常にスキルアップし続けることが必要不可欠です。

調査の結果を見ると、回答が最も多かったのはスキルアップに費やす時間が「週に1~3時間」で、費用は『年間3万円以下』でした。日本のIT人材のスキルアップに対する意欲が十分でない可能性が見て取れます。

ヘイズが2018年にオックスフォードエコノミクスと共同で世界33か国・地域を対象に行った調査研究によると、日本の『人材ミスマッチ』は世界最悪のスコアで、企業が求めているスキルと、実際に求職者が持っているスキルが大きくかい離している事が わかっています。

背景には、スキルを上げることが現職や転職先で評価され、より高い報酬に直結している欧米と比べ 、日本は終身雇用が根強く、スキルアップすることが必ずしも評価や報酬に反映されない事から日本のIT人材はスキルアップに対する意欲に乏しい傾向にあるといえます。

企業は、評価制度を見直し、パフォーマンスやスキルに重点を置く事で、IT人材のスキル不足解消につながるでしょう。」

出典元:ヘイズ・ジャパン

構成/こじへい

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