
休みの日のおでかけ先として、ファミリー向けにぴったりなのが、有名メーカーの工場見学。実は大人も楽しめるポイントが満載なのだ。
今回は中村屋 中華まんミュージアムの工場見学について、見学コースや大人も楽しめるポイントを紹介する。
工場見学の魅力は「試食」「無料」
じゃらんが2019年5月17日(金)~2019年5月20日(月)に20代~50代男女1,003名に対して実施したインターネット調査結果の「じゃらん行ってみたい工場見学ランキング2019」では、人気の工場は次のようになっていた。
第1位 中村屋 中華まんミュージアム 21.4%
第2位 造幣局さいたま支局 19.0%
第3位 キリンビール 取手工場 17.8%
第4位 崎陽軒 横浜工場 17.0%
第5位 シャトレーゼ白州工場 16.6%
第6位 グリコピア・イースト 16.0%
第7位 ANA機体工場見学 14.9%
第8位 サッポロビール 千葉工場 12.2%
第9位 JAL工場見学~SKY MUSEUM~ 11.0%
第10位 めんたいパーク大洗 10.1%
また、工場見学に行きたくなる理由は「試飲・試食ができる」「無料」が特に多かった。工場見学の魅力はこの辺りにありそうだ。
第1位の中村屋 中華まんミュージアムとは?
中村屋 中華まんミュージアムは、今年2019年1月25日にオープンした中村屋の中華まんのおいしさを五感で味わえる体験型見学施設だ。場所は中村屋の埼玉県入間市の武蔵工場内にある。武蔵工場では“手包み”と同じように生地を 1個分ずつに分割し、丸めて伸ばして具を包む製法をとっており、ふんわり口どけのよい食感の生地の中華まんが製造されている。
中村屋 中華まんミュージアムの見学内容
中村屋 中華まんミュージアムでは、4つの見学ゾーンに分かれており、「見て、聞いて、触って、味わって」中華まんの魅力を感じることができる内容になっている。
第1のゾーン「シアター」
「中華まん」や中村屋の歴史について映像で紹介。
第2のゾーン「工場見学」
具や生地を作る工程をはじめ、ガラス越しに実際の製造ラインを見ることができる。具を生地で包む工程、発酵させて蒸す工程、包装の工程、検査など「中華まん」の製造工程を見学することができる。途中、中華まんの生地と同じ柔らかさの“触れる展示物”や通路部分にはめくりパネルが用意されており、自分でめくっておいしさのヒミツを発見するなど、飽きない“体感”を重視した展示に工夫されている。
第3のゾーン「おいしさゾーン」
中華まんの具材を組み合わせていくパズル形式のゲームや、タッチモニター上で指を使い、生地に具材を手包みするスピードを参加者同士で競い合うゲームなど、“体感型”のオリジナルゲームで、おいしさのこだわりをおさらいできる。
第4のゾーン「キッチン」
武蔵工場で製造された「肉まん」が試食できる。せいろで蒸した蒸したての肉まんだそうだ。また、工場見学者だけが利用できるショップでは、中華まんミュージアムでしか買えないグッズもいくつかあり。土産もしっかり手に入る。
大人でも楽しめるポイント
中華まんミュージアムは、完全に子ども向けというわけではなく、大人でも十分楽しめると、担当者は話す。その中でも、子を持つ親としては、ただ工場を見学するだけではなく、家族みんなで中華まんを五感で思う存分楽しめるところはポイントが高いといえそうだ。また、コンビニでもおなじみの新宿中村屋の中華まんを、蒸したての状態でいただけるのも、大人の満足度に影響してくるだろう。
完全予約制で、公式サイト上から60日先まで予約ができる。人気のあまり、予約はすぐに埋まってしまう状況だそうなので、前もって計画して予約しよう。
取材・文/石原亜香利