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前夜の睡眠効率が低いと翌日の睡眠の質が下がり熱中症リスクが上がる、日本気象協会調査

2019.08.17

季節によって環境温度が大きく変わる日本。それに対して日本人は冷暖房を積極的に使わない傾向があるため、睡眠時には季節による温度変化の影響を強く受ける。

特に、暑い夜は寝苦しい経験をしたことのある人は多いと思うが、蒸し暑い夜は翌日の熱中症のリスクに関わる睡眠の質を下げることが、日本気象協会の調査によって判明した。

睡眠と熱中症の関係性における調査結果レポート

西川の快眠コンサルティングサービス”ねむりの相談所”が保有する睡眠データ、対応する日の熱中症救急搬送者数(消防庁)および気象データ(気象庁)を組み合わせて統計解析を行ったところ、熱中症救急搬送者数に影響を与えうる要素として、日中のWBGT(アメリカで開発された暑熱環境での熱ストレスを評価する指標)、前夜の夜間平均気温のほかに、中途覚醒時間、睡眠効率などの前夜の睡眠が関係しうることが分かった。

日中のWBGTと同様に、前夜の夜間平均気温が高いと熱中症搬送者数が増加する傾向に

【熱中症救急搬送者数と夜間睡眠の関係】熱中症救急搬送者数の多かった日の前夜は、中途覚醒時間が長く睡眠効率が低い傾向が明らかに

前夜の睡眠効率が低い日ほど、熱中症の救急搬送者数は増える傾向に

熱中症救急搬送者数の多い日の前夜、各睡眠の要素はどのような傾向を示すかを検討するために、中途覚醒時間は10分ごとに、睡眠効率は5%ごとに区分して翌日の熱中症救急搬送者数の平均値を求めると、熱中症救急搬送者数が多かった日の前夜は、中途覚醒時間は長く、睡眠効率は低くなる傾向がある 。

【夜間の平均気温と夜間睡眠の関係】夜間の平均気温が高いほど、前夜の中途覚醒時間が長くなり、睡眠効率が低くなる傾向を確認

夜間の気温が高い日ほど、睡眠効率は小さくなる傾向に

各睡眠の要素と夜間平均気温との関係を検討するために、上記と同様に中途覚醒時間と睡眠効率を区分して夜間の平均温度の平均値を求めると、中途覚醒時間について、2時間以上のグループにおける夜間平均気温の平均値は約24℃、10分未満のグループの平均値は約22℃と約2℃の差があり、夜間の平均気温が上がるにつれて中途覚醒時間が長くなる傾向があった。

また、睡眠効率について、65%未満のグループの夜間平均気温の平均値は24.5℃、95%以上のグループでは21.5℃と3℃の差があり、夜間の平均気温が上がるにつれて睡眠効率は悪くなる傾向に。熱帯夜とは、夜間の最低気温が25℃を下回らない日を指しているが、熱帯夜にならない日においても、睡眠にとっては、過酷な状況である可能性が分かった。

解析対象
①対象データ人数:192
②性別:男性74/女性118
③年齢:20代以下 31、30-39歳 72、40-49歳 53、50-59歳 27、60台以上 9

出典元・解析対象データ
・熱中症救急搬送者数:熱中症による救急搬送人員「平成28年5~9月」「平成29年5~9月」(消防庁)
・気象データ:気象観測値(東京)平成28年5~9月、平成29年5~9月(気象庁)
・睡眠要素:2018-2019に西川”ねむりの相談所”のサービスを利用した人のデータ

構成/ino

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