
近くに駐車場がないし、探し回っている時間もない……
そんなときに、ついしてしまいそうになる路上駐車。しかし、そのちょっとした出来心が思わぬ事故を引き起こす可能性もある。
駐車車両が原因となる交通事故は2,358件で、45名の尊い命が失われている※。また、路上駐車は、交通事故を引き起こすだけでなく、交通渋滞の要因となるほか、緊急車両の通行妨害にもなっている。
そんな中、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」7032名を対象にした「路上駐車」に関するアンケート調査が行われたので、紹介していきたい。
※出典:警察庁交通局 駐車対策の現状 (平成30年11月)
駐車車両が原因の交通事故は駐車車両への衝突事故と駐車車両に起因した事故を合計
路上駐車が原因で危険を感じた経験
「路上駐車が原因で危険を感じたことがあるか」と尋ねる調査が行われたところ、「ある」が93%となった。アンケートが開始された2013年以降、毎回約9割となっており、傾向に変化はない。
2年以内の路上駐車経験
2年以内に路上駐車をした経験があるのは32%で、2013年より13ポイント減少した。2016年からは4割を下回っている。
路上駐車の理由
路上駐車した理由については、「駐車場にとめるほどの時間ではなかったから」が64%で最多だった。以降、「近くに駐車場がなかったから」45%、「交通量が少なかった」16%、「駐車場が満車だった」11%と続いている。
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2013年と比較すると、「駐車場にとめるほどの時間ではなかった」が3ポイントほど高くなっている。「近くに駐車場がなかった」は8ポイント、「駐車場が満車だった」は4ポイント減少しているが、いずれの年も、とめる場所がないために路上駐車をする人が一定数いる結果となっている。
本アンケートにより、路上駐車をする人の多くは、「駐車場にとめるほどの時間ではない」と考えていることが分かる。しかし例え短い時間であったとしても、交通事故が起きる可能性はゼロではない。
一方で、「近くに駐車場がなかった」「駐車場が満車だった」は、合わせると半数を超えており、とめたくてもとめられずに、路上駐車をしてしまった状況にあることも分かった。
出典元:パーク24株式会社
構成/こじへい
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