
■連載/阿部純子のトレンド探検隊
全世代に刺さる商品をアピールした店づくり
アメリカ東海岸発のファニチャーブランドで、発泡スチロールビーズを使用し、体にぴったりとフィットする快適さから“動けなくなる魔法のソファ”として知られている「Yogibo(ヨギボー)」。日本で70店舗目となる旗艦店「Yogibo Store 銀座1丁目柳通り店」が8月にオープンした。今までの店舗はショッピングモールなどが多く、家族向けという印象が強かったが、旗艦店ではファミリー層だけでなく全世代に刺さる商品としてヨギボーを発信する場と位置付けている。
1階のエントランスは天井にヨギボーロールをイメージしたオブジェや、空中ブランコに乗ったヨギボーのキャラクター「Hugibo(ハギボー)」がガイドとなり、ヨギボーをめぐる冒険に出かけるイメージで構成されている。カラフルなヨギボーが並ぶ店内はワクワクした気分にさせる。さらに1階の奥には子供用のプレイルームもある。
2階に上がる階段には、ヨギボー商品のシルエットが入った内装が施されている。また、店内に6か所に「隠れハギボー」がいるので、どこにいるのか見つけ出す楽しみも。
2階はヨギボーのクッション内部を表現した体験エリアが広がる。巨大なファスナーや、充填材のビーズが詰まった柱、ヨギボーの内側をイメージしたやわらかな質感の壁などで“ヨギボー感”を演出。座ったり、寝転んだりしてヨギボーの商品を体験できる。
こちらの記事も読まれています