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自由を謳歌しつつ夢も実現⁉雇用増加が続く米国で失業を恐れない人が増えている理由

2019.08.18

世界的に働き方が多様化している中で、アメリカでは、失業への心配が年々緩和してきているということが、最新のデータで明らかになっている。人材が流動的と言われ、解雇も珍しくないアメリカで、働く人の意識がどう変化しているのか、働き方のトレンドを交えてご紹介したい。

雇用増加が続くアメリカでは、失業を恐れない人が増えている

アメリカの映画を見ていると、いきなり解雇を言い渡された主人公が、同僚に挨拶をする間もなく、おなじみの段ボール箱に私物を入れて、会社を去っていくといったシーンに遭遇することがよくあるが、人材が流動的なアメリカでは、解雇自体が珍しいことではないと言われている。

「いつクビになるかわからない」といった不安を抱えながら仕事をしている人も少なくないはずだが、ベンチャーキャピタリストMary Meekerの「Internet Trends2019」によると、アメリカでは失業への不安が年々下がっているという。

Internet Trends 2019 より

「アメリカで不安に思うことは?」という質問に対して、「失業」が4位だった2017年と比べ、2018年が8位、2019年12位とここ数年で一気に下がっている。

また、米国の労働統計局によるデータからは、2019年7月の失業率は3.7%、164,000人の雇用を創出し、特に、専門的かつ技術的なサービス、ヘルスケア、社会的支援、金融業界で仕事が増加しているという。

Bureau of Labor Statistics より

雇用の増加が続くアメリカでは、労働力を確保しようとする雇用主も多く、「New York Times」によると、アフリカ系アメリカ人のティーンエイジャーの労働力率は7月に上昇。労働市場の競争は激しくなり、人材確保に努める企業は、あらゆる施策で労働力を確保しているという。

飲食店を展開するGrove Bayは、従業員に対して、マネージメントトレーニング、健康保険、7年間にわたって会社に在籍している人への1か月間の有給休暇付与など、さまざまインセンティブを提供。同社は定期的に従業員向けのイベントを開催し、iPhone、テレビ、$ 1,000ギフトカードなどの賞品が抽選でプレゼントされている。

New York Times より

こうした雇用創出や労働力不足を背景に、「失業しても職がある」といった意識が芽生え、失業への不安が薄れているのかもしれない。

プラットフォームの発達で増え続けるオンデマンドワーク

雇用増加が続く一方で、保険や前述したインセンティブといった恩恵が得られる正社員ではなく、あえてフリーランスになるアメリカ人も顕著に増加し、今や全体の約35%に達しているという。増加の背景には、都合の良い時間を選んで働けるUberやDoorDash、Etsyといったプラットフォームの発達が大きいと言われている。

Internet Trends 2019 より

このデータからは、オンデマンドワーカーがここ数年で急激に増加していることがわかる。こうしたオンデマンド・ワークによって作られる経済圏は、1回ごとに契約して演奏するアーティストが語源となっている「ギグ・エコノミー」とも言われ、続々登場する仲介プラットフォームにより、フリーランサーは効率的に仕事を受注でき、企業はリーズナブルにリソースを補充できるしくみができた。こうしたフリーランスエコノミーがアメリカのビジネスに広がりをみせている。

Internet Trends 2019 より

では、急増するオンデマンドワーカーの動機は何なのだろう?このデータからは、「失業していたから」が47%に達し、失業を理由にオンデマンドワークを始める人が過半数いることがわかる。前述した「失業への不安が薄れている」といったアメリカ人の意識は、こうしたオンデマンドワークの台頭に影響されているのかもしれない。

一方で、2位には「新しいスキルが学べる」といったポジティブな動機の人も。新入社員研修など存在しないアメリカでは個人でスキルを習得していく必要があり、オンデマンドワークがその機会のひとつとして考えられていることがわかる。

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